空港ターミナルビルとしては魅力的なレストランが揃う新千歳空港。その中に開業したラーメンだらけのストリート「北海道ラーメン道場」に入居する「札幌飛燕(さっぽろひえん)」。札幌市にある食べログ百名店「我流麺 飛燕」の姉妹店です。
フードコートに仕切りをしたような空間設計であるため、それほど広くは感じないのですが、意外に40席近くはあるのではなかろうか。そういう意味で、ラーメン屋としてはかなりのサイズ感。CAたちも普通に食事を摂っていて心和む。ミシュランにも掲載された「我流札幌塩らーめん」。これは斬新。塩ラーメンというよりもコショウの風味が香ばしいクリームシチューのようです。何でも鶏白湯と魚介出汁を合わせ焦がしにんにくとラードまで加えたというややこしいスープであり、かなりパンチがあります。好みは分かれるでしょうが印象的なのは間違いありません。
こちらは「我流札幌味噌らーめん」。こちらも先と同様に複雑な味覚なのですが、どちらかというと味噌の風味が支配的であり全体としてまとまりがあるように感じました。
ちなみに麺は「ルルロッソ」という、海道留萌(るもい)産のパスタ用小麦を用いており、なるほどそのへんのラーメン屋の麺よりも風味豊かに感じます。ちなみにプラス300円で「特製らーめん」にグレードアップすることができ、チャーシュー4枚・玉子1個・海苔3枚入といった上級国民仕様にすることができます。メンマが角ばった極太タイプであり記憶に残りました。ベースのラーメンは900円で、空港メシとしてはかなり安く、それでいてしっかりとしたクオリティ。札幌旅行の際は街中のラーメン屋に一食を費やすのではなく、到着出発前後の「北海道ラーメン道場」を活用するのも一案かもしれません。美味しかった。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。