人里離れたヴィラタイプも良いのですが、社会生活を適度に感じられる連棟タイプのほうがお気に入り。宿泊費も少し安い。ただ、むこうも見るつもりはないけれど何となく目が行ってしまう程度なのでしょうが、やはり歩いている人とたまに目が合うというかそんな感じなので、人に上手く説明できない関係性のカップルなどはヴィラタイプにしておいたほうが無難でしょう。
お部屋の広さは60平米ぐらいかなあ。テラスやその脇に広がる芝生などを含めるとどのあたりまでが自室の境界線なのかわからないくらい広いので、仕様上の広さなど気にならないレベルの広さです。つまり何が言いたいのかというと、とても広いということです。
前回お邪魔したお部屋と間取りは異なり、中央にデーンとベッドがあって、目が覚めると海が見えるという形です。動線はこっちのほうが良い気がする。
ネスプレッソや冷蔵庫内の飲み物は全て無料(というか込み料金)。アルコールはルームサービスでオーダーする必要があるのですが、高い酒ほど割安というジレンマが漂う価格設計。私はついカっとなってサロンを飲んでしまいました。詳細は別記事にて。
バスルームは、部屋といって良いほどの誂えであり、真ん中にカッコよく使いづらいバスタブが鎮座します。洗い場たるシャワールームとトイレは独立しており、テラスにあるジャクージを含めると何や風呂だらけやな。化粧台は椅子付きで2つ用意されており、ギャルが2人で泊まっても喧嘩になることはないでしょう。
アメニティはブルガリで統一。ひらまつはホテルによって置かれているアメニティが異なるのですが、私はこのブルガリの石鹸がヌルヌルすべすべしていてとても好き。日焼け止めジェルも用意されているあたり土地柄と言えるでしょう。
今回は暑すぎず寒すぎず丁度良い季節だったので沢山泳ぎました。私の趣味のひとつとして「水泳」が挙げられるのですが、百合子のせいで泳ぐ機会を暫く得ておらず、久しぶりのプールでとても嬉しい。2泊3日の滞在で、延べ4~5時間は泳いでいたと思う。
夕食前はラウンジにて食前酒が振舞われます。かなりきちんとしたツマミに泡盛。泡盛って、かなりどぎつい味わいと思われがちですが、減圧蒸留モノを炭酸で割ったりすると驚くほど軽やかに楽しめます。
夕食はレストラン棟で頂きます。連泊なので、初日はフレンチ、2日目はイタリアンとしてご用意頂けました。沖縄のラグジュアリー系リゾートホテルは1泊10万円は余裕で超えるくせに食事はデパ地下レベルであることが殆どですが、当館では東京の一流レストランと同等かそれ以上の食体験が愉しめるのです。
朝食にもバリエーションがあって、2日目(1回目)は欧米系。素材の味が濃い野菜のサラダがベリーグッド。パン類の美味しさも専門店のそれであり、沖縄で一番のパン屋と言えば宜野湾の「宗像堂(MUNAKATADO)」が誉れ高いですが、宿泊客でないとアクセスできず表に出てこないだけであって、何気に当館のパンもなかなかどうして絶品です。
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3日目(2回目)の朝食はジャパニーズ。悪くないのですが、やはり「THE HIRAMATSU 京都」での朝食とどうしても比べてしまうので(あの朝食は絶品)、当館を堪能するのであればやはり欧米系の朝食を所望すべきかもしれません。
ともあれ今回も素晴らしい滞在でした。那覇空港から車を借りて当館に直行し、3日間を過ごして再び那覇空港に戻るという、沖縄に何をしに来たんだという旅程でしたが、例えばミシュランの3ツ星の定義とは「そのために旅行する価値がある卓越した料理」とあり、当館は私にとっての「そのために旅行する価値がある卓越した料理」なのかもしれません。
ネットのスピードを図ってみると下りで50Mbpsもあったのでワーケーションも余裕。次回は1週間ぐらい滞在しちゃおうかしらん。
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沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。