アルベロ ネロ(Albero Nero)/白金台

三田の人気イタリアン「イゾラデルノルド」が白金に移転し「アルベロ ネロ(Albero Nero)」として再出発。プラチナ通りに面しており駅からのアクセスは良くタクシーも停めやすい。
雰囲気のある階段を地下に潜ると薄暗く大人な空間が広がります(写真は公式ウェブサイトより)。グループ客にも対応できるテーブルの大きさであり、また、2人客にも上手くカーテンを引いてくれるので、秘密のデートにも良いでしょう。
ワインはペアリングでお願いしました。「イタリアのリースリングの泡」など、素人ではとてもアクセスできないもをチョイスしてくれるのが面白い。加えてボトルワインの価格設定も良心的で、次回はラグジュアリー系のものをボトルで注文しちゃおうかしら。
アミューズにヒラマサ。パッションフルーツに詰め込み新しい味覚の提案です。サッパリとした口当たりで真夏の夜のひと品目として正解。
テンポ良く供される2皿目はカプレーゼを桃で表現したもの。モッツァレラチーズの濃密な風味と桃のリッチな甘味と溶け合います。
パンは油たっぷりジューシーな味わいで私好み。
イカと野菜のフリット。揚げたてアツアツのイカを大口で頬張り白ワインで流し込むのはイカんともし難い美味しさです。夏野菜もエキスたっぷりでとてもジューシー。
馬肉のタルタル。噛み応えたっぷり鉄分たっぷりの健康的な味わい。赤いメタリックな味わいとパンチのあるロゼワインの組み合わせがピッタリです。
メインはラム。ガガガと良い意味で雑に焼き上げており、香ばしい焼き目から脂の甘味までのグラデーションがいとをかし。熟成させたメークインも濃密な味わいでグッドです。
〆のパスタはお腹の具合によって調整してくれます。私は当然大盛りで。ベーシックなムール貝のパスタですが、馬肉からラムへの高まりを上手くクールダウンしてくれる炭水化物でした。
デザートはパイナップル特集。濃厚な甘味と程よい酸味で心地よい締めくくりを演出してくれます。
ハーブティーで〆てごちそうさまでした。

以上を食べ、ワインのペアリングを付けてお会計はひとりあたり1.5万円ほど。おおー、これはリーズナブルを通り越して割安ですねえ。加えて皿数よりももっと食べたような食後感があり、打率よりも打っているという印象です。

前述の通り高価格帯のワインのボトルがお値打ちなので、次回はスペシャリテの「Tボーンビステッカ」と共にしっかりした赤ワインを楽しみたいと思います。

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