横浜のアングラ系飲み屋街、福富町に構える焼鳥の名店「里葉亭(りばてい)」。神奈川、いや日本トップクラスの有名店であり、食べログではブロンズメダルを獲得し、百名店にも選出されています。
店内は大きめのラーメン屋、またはカウンター主体に居酒屋のような雰囲気。カウンター席は10席強、テーブル席も結構多く、予約取れない系の焼鳥屋としてはハコは大きめです。ちなみに今回はマンボウ中で酒はNG。営業時間も限られているためか、客の入りは3割ほどでした。あの里葉亭に当日フラっと立ち寄って入れるなんて!まずは自家製のお漬物。単なるオマケといったものではなく、きちんとした盛り合わせであり、箸休めとしては豪華すぎる味覚です。
さっそく串焼きが始まります。まずはハツ。調味は塩とショウガ。これが心臓かと驚く柔らかさであり臭みも全くない。まさに籠の中の鶏として育った個体でしょう。
手羽先唐揚げ。思いきり高温でサっと揚げているのか、外皮がドライでパリパリなのが印象的。皮が分厚い。大勢の皮がギュウギュウに押し込められており、成型肉というかなんというか、まるで他の食材のようにボリューム感に溢れたものでした。
シャモはマッチョな歯ごたえがクセになる。噛みしめるほど味が滲み出てくる通好みの味わい。比内地鶏のワンタン。ラー油も自家製だそうです。なのですが、皮がちょっと微妙ですね。いわゆる中華料理店の名店の皮そのものが旨いワンタンには及ばず企画倒れのひと皿でした。
途中でサラダ(?)も出ます。お口直しながらも味の濃い野菜で美味。
ピーマンはひとりあたり丸々ひとつ。芯をくり抜き内部にエキスを溜める面白い仕様です。塩バター風味の調味であり、ピーマン嫌いのお子様もこれなら食べることができるでしょう。
白レバーはまるで上質なフォアグラのよう。クリアな味わいであり、冒頭のハツと同様に籠の中の鶏のような清らかさがありました。シイタケも素材をそのまま。エキスが滲み出ており天然のスープとして実に美味しい。
和牛のタンも出てきます。相当に分厚くしっかりとしたポーションであり、その辺の高級焼肉店が尻尾を巻いて逃げ出すレベルです。思いのほか脂も強くコッテリしており、腹に相当たまりました。
和牛のタンも出てきます。相当に分厚くしっかりとしたポーションであり、その辺の高級焼肉店が尻尾を巻いて逃げ出すレベルです。思いのほか脂も強くコッテリしており、腹に相当たまりました。
恐らく以上で一通りであり、ここから先は自動延長スタイル。お腹が限界になる少し前にストップをかける必要があります。
ナンコツはナンコツだけでなく隙間に肉もかなり詰まっているので食べ応え充分。コリコリとした食感の全体の流れの中で程よいアクセント。
セセリは皮と同様に今までに見たことも無いサイズ感。やはりギュウギュウに弾が込められており、強い歯ごたえと相俟って食べ応えのある1本です。
ハラミも歯ごたえ重視。焼肉屋やフランス料理屋で食べる牛ハラミとはまた違った清澄な味わいです。
ラスト1本は伊達鶏のソリレス。伊達鶏といえば「鳥しき」ですが、やはり肉の味が濃く旨い。ちなみにソリレスとは胴体とモモの付け根の部分であり、珍重されている部位にあたります。
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セセリは皮と同様に今までに見たことも無いサイズ感。やはりギュウギュウに弾が込められており、強い歯ごたえと相俟って食べ応えのある1本です。
ハラミも歯ごたえ重視。焼肉屋やフランス料理屋で食べる牛ハラミとはまた違った清澄な味わいです。
ラスト1本は伊達鶏のソリレス。伊達鶏といえば「鳥しき」ですが、やはり肉の味が濃く旨い。ちなみにソリレスとは胴体とモモの付け根の部分であり、珍重されている部位にあたります。
〆の炭水化物はカレーピラフ?チャーハン?小サイズでお願いしましたがそれでもかなりの量。しかしながらパラパラっとした米の口当たりが良く、スパイシーな調味と共に別腹でスパっとフィニッシュ。鶏のスープも本日のふりかえりにちょうど良い味覚です。
ノンアルコールで進めたものの、お会計はひとりあたり1万円と思ったよりも高くつきました。それでも納得の美味しさとボリューム感であり、肉食った感が強く満足。また、焼鳥だけでなく牛肉も野菜も小鉢も多彩なので、焼鳥専業というよりは串焼き高級居酒屋といったニュアンス。次回はアルコールが解禁されてから、生ビール全開で臨みたいと思います。
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