ヴィラ・デラ・パーチェ(VILLA DELLA PACE、宿泊)/七尾(石川)

七尾市(能登半島東岸の込み入った湾あたり)の市街地から更に秘境へと移転した「ヴィラ・デラ・パーチェ(VILLA DELLA PACE)」。この度は1日1組だけが宿泊可能な施設を併設し、オーベルジュとしてリニューアルオープンしました。この記事ではその宿泊施設についてご紹介。
シンプルで使い易い室内。入ってすぐの玄関の左手にクローゼットとモノを置く台があるのが使い勝手が良い。
逆サイドからの写真。徹底的に清潔に保たれており、チリひとつありません。小上がり(?)の板の間を裸足でぺたぺたあるく心地よさ。ランプやテーブルなどなど小物類にもセンスの良さを感じます。
バスルームは派手さはないものの落ち着きのある仕様であり、お金持ちの友達の別荘のようです。タオルやパジャマの肌触りがとても良い。
施設の周りをお散歩しつつ、夕食の時刻となったのでレストラン棟へ。ディナーについては別記事にて
朝食も付きます。ディナーはビジター客がいるのですが、朝食は1日1組のみの宿泊客すなわち我々だけなので、素敵な空間を独占できます。
朝食が美味しい。昨晩も大活躍した「月とピエロ」のパンドミ(食パンみたいなやつ)に、夕べの「畑」を煮込んだミネストローネ。お魚料理やゆで卵、七面鳥の生ハムなどもいずれも上質であり、素材、素材、とにかく素材といった素材の良さが感じられました。
1泊2食付きでひとりあたり3.5万円。ディナーにワインペアリングをつけてもプラス1万円で済むことを考えると大変リーズナブルな旅籠です。このあたりはとにかく東京からのアクセスが悪いので、「さか本」まで尖りすぎる必要はないけれど、こういうオーベルジュがどんどん増えるといいな。

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