親戚の家に遊びに来たかのような店内。全ては畳敷きのちゃぶ台スタイルであり、欧米人にはちょっと厳しいかもしれません。座席は本気を出せば50人以上は入れますが、グループごとにゆったりとテーブルを使うためゆとりがあります。
私は「本ソーキそばセット」を注文。そばの他にジューシー、もずく酢、ジーマーミ豆腐、お漬物がついてジャスト千円です。
「本ソーキそば」は澄んだ外観のスープが印象的。カツオと豚の風味が良く、状貌以上に濃い口の味覚です。本ソーキ(スペアリブ)は美味しいのですが可食部が小さいのが残念。先日の「くんなとぅ」の本ソーキは凄かった。麺は王道の味わいです。
ジューシーが変わり種。ニラがたっぷり入っており、程よく暴力的な香りが食欲をそそります。米もカタメに炊かれておりパクパクと後を引く美味しさ。ほぐした豚の身もたっぷり入っており、そばよりもジューシーのほうが記憶に残りました。
連れは「アーサそばセット」を注文。アーサがトッピングされていることはもちろん麺にも練り込まれており、ツルっとした口当たりがラーメンのようで面白い。同じそば屋のそばながら、先の「本ソーキそば」とはまるで異なる味わいです。
「黒糖くずもちぜんざい」はホットでお願いしました。沖縄で「ぜんざい」と言えばカキ氷が定番ですが、ここは敢えての挑戦です。くずもちは、まあ、くずもちという印象ですが、じっくりと煮込まれたぜんざいが美味。豆が旨い説。
こちらは「黒蜜きな粉黒糖氷ぜんざい」。こちらも氷はまあ氷だよねという味わいで、他方、じっくりと煮込まれたぜんざいが美味。豆が旨い説。また、ホットとカキ氷で食べ分けてみた場合、やはりカキ氷のほうが美味しく感じます。この地で「ぜんざい」と言えば氷つきが定番になったのにも理由があるのだ。
そばのセットが千円にデザートが400円と妥当なラインでしょう。何より庭が美しく趣のある古民家での食体験は乙な味。沖縄に居る感が凄いので、到着後すぐにレンタカーで訪れるとテンション爆上げになること間違いなし。空港の前後にどうぞ。関連記事
1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
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