ガーデンレストラン 花さんご/南城市(沖縄)

南城市の山中にあるレストラン「花さんご」。約1,000坪の土地に300種類の植物が咲き乱れる、プライベートな植物園と一体化したレストランです。シンガポールの「POLLEN」に近いコンセプトでしょうか。
店内は窓が大きく緑たっぷりの景観を楽しむことができます。座席によっては奥武島方面の海が望めることも。

ところで沖縄県独自の緊急事態宣言よろしく「花さんご独自の【花まつり】を開催」されており、パンジーの苗やグッピーがゲストにお土産としてふるまわれていました。パンジーは良いとして、なぜグッピー。
セットメニューに付随するサラダ。ポーションは小さいですが、エディブルフラワーが散らされており、「ガーデンレストラン」としての矜持を感じます。続いてニンジンのポタージュが供され、滋味あふれる中々の味わいだったのですが、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。
私は「南城市産ワタリガニと車海老(計7種の魚介)ブイヤベース」を注文。価格は強気の5千円。なるほど魚介の出汁がたっぷりと染み出て美味しいのですが、さすがに5千円は割高に感じました。ワタリガニがとにかく食べづらく、福井「川㐂(かわき)」での苦労を思い出します。妙に食べるのに時間を要し、給食で居残りさせられているような気分を味わうというコラテラルダメージ。
お花を混ぜ込んだゴハンに先のブイヤベースの汁を移し、リゾット(雑炊?)ふうに頂きます。万人受けする味わいです。
ガーリックトーストはとりあえず出したというだけであり全然美味しくありません。温泉卵は「EM卵」という地元のブランドエッグらしく、なるほどこれは確かに旨かった。
連れは「やわらかく煮込んだ 牛ホホ肉のビーフシチュー 季節の野菜添え」を注文。3,200円です。少し味見させて頂きましたが、やはり値段には見合っていないように感じました。これならもう少しの追加料金で、しっかりとした洋食屋に行きたいなあ。
したがって、当店はあくまで植物園への入場料が込みのレストランと考えたほうが良いかもしれません。だとすると、ランチの最安メニューは「ハーブチキングリルセット」が1,800円であり、これはこれでありよりのあり。まずはランチで、「ハーブチキングリルセット」で様子を見た方が良いでしょう。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。