ふるみ家そば/南城市(沖縄)

「南城の山奥に怪しいそば屋がある」との噂を聞きつけ訪れてみると、確かに怪しい。通りがかって立ち寄る、という立地ではなく、ここを目指して向かわないと辿り着けない僻地。駐車スペースは3台分ほどあります。
靴を脱いで素足でぺたぺたと入店。わおー、家の中に車がある!どういうこと?その他、おもちゃやレコード、昔の漫画本などが所狭しと敷き詰められており、まるでおもちゃの博物館です。ネット上の口コミでは「昭和レトロな~」などと紹介されていますが、こんな昭和見たことも聞いたこともありません。
何でも店主は稀代のそば好きであり、自分の理想のそばを目指し、また、自分の趣味であるコレクションをドッキングさせ、自宅を改装してこのような店が完成したそうな。好きなものに囲まれ好きなそばを提供する魅力的な人生です
私は「ふるみ家セット」を注文。千円ポッキリです。
澄んだスープが印象的。あぐー出汁がベースだそうですが、実に綺麗で優しい味わいであり、グビグビと完飲できる滑らかさです。レタスとワカメが入っているのが変わっていますが、レタスの甘味が思いのほかマッチします。
麺は「亀濱製麺」という、有名な製麺所のものを用いているそうです。沖縄そばの王道の味わい。
セットに付随するジューシーはオニギリでの提供。家庭的で素朴な味わいです。
連れは「アーサ三枚肉そば」を注文。アーサが麺やスープに練り込まれているというわけではなく、アーサがトッピングされているという仕様です。
食後にアイスコーヒーも付いてきました。展示品を眺めながらくつろぎのひと時。
私のセットは千円と、周辺相場よりはやや高めではありますが、おもちゃの博物館への入場料が込みと考えれば安いもの。いくつかの部屋が半個室状態となっており、テラス席も完備。なんとも心が和む不思議な空間でした。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。