那覇の北東、宜野湾の高台にある人気のパン屋「宗像堂(MUNAKATADO)」。百貨店の催事などにも積極的に出店しているのでご存じの方も多いかもしれません。天然酵母と石釜を使って焼き上げるパンが話題となり、沖縄における天然酵母パンの先駆者です。
外人住宅をリノベした建屋が印象的。イートインスペースとしてテラスが開放されており、買ったその場で食べることができます。コロナ的に店内で物色でいるのは1グループのみと限定され、軒先にいくらかの行列ができることもしばしば。
お店の規模としてはかなりの種類を誇ります。が、それぞれが残忍とも言える価格設定。最多価格帯は1個300円台であり、都心であったとしてもこの値付けは珍しい部類に入るでしょう。
せっかくなのでその場で調理してくれるパンのセットを2パターン注文しました。それぞれドリンクとスープがセットで千数百円です。
こちらは「ジャンボンブールー」。ハムとバターをパンに挟んだものです。なるほど旨い。深みのあるパンの味わいに気前の良いバターの量。フランスの(良い意味で)雑なパン屋の美味しさそのものです。
パニーニは「これってパニーニか?」という仕様ではありますが、質の高いトマトと伸びるチーズが油たっぷりジューシーなパンに挟まれ、ジュワジュワとヘヴィな旨さです。
連れは酵素ジュース的なものを注文し、ひとくち味見させてもらったのですが(濃厚接触)、いわゆる自家製炭酸ジュース的な味わいでした。
せっかくなのでその場で調理してくれるパンのセットを2パターン注文しました。それぞれドリンクとスープがセットで千数百円です。
こちらは「ジャンボンブールー」。ハムとバターをパンに挟んだものです。なるほど旨い。深みのあるパンの味わいに気前の良いバターの量。フランスの(良い意味で)雑なパン屋の美味しさそのものです。
パニーニは「これってパニーニか?」という仕様ではありますが、質の高いトマトと伸びるチーズが油たっぷりジューシーなパンに挟まれ、ジュワジュワとヘヴィな旨さです。
こちらは棚に並べられているパンで、左はアオサとチーズ、右はバナナのパンだったかな。アオサの風味が強く美味。家に持ち帰って温めたほうが良かったかも。バナナも濃厚ながらも品の良い甘さであり、モチモチとした歯ごたえで深みのあるパンにしっくりきます。
スープが旨い。このままパスタソースにしても良さそうなほど濃厚な味わいであり、飲むというよりも食べるという表現がピッタリの比重の大きい1杯でした。連れは酵素ジュース的なものを注文し、ひとくち味見させてもらったのですが(濃厚接触)、いわゆる自家製炭酸ジュース的な味わいでした。
私は大人なのでドリップコーヒーを。おおー、このコーヒーは美味しいですねえ。きちんとしたカップで都心で出せば千円近くしてもおかしくないクオリティです。これまで沖縄で飲んだコーヒーで一番美味しかった。
とは言えお会計は3千数百円と表参道価格。金に糸目をつけず究極にまで品質を高めた傑作揃いであり、パンとして美味しいのは間違いないけれど、沖縄の物価を考えればあまりに高杉です。また、都内ならこんぐらいのパン屋100コぐらいあんのとちゃうの?というのが率直な感想でもあり、全国の名店を道場破りするようなヲタクにとってはふーんでしょう。巷間の雑誌記事やwebメディアは神格化しすぎ。費用対効果に無頓着な方にオススメです。
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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
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