新垣ぜんざい屋/本部町(沖縄)

美ら海水族館に向かう際に通過する本部町の人気店「新垣ぜんざい屋」。駐車場はこの建物の裏手20メートルほどの場所にあります。
8~10畳ほどの広さのシンプルな店内。小さい椅子がずらずらと並べられおり、ギュウギュウに詰めれば20人ぐらい入るかなあ。
券売機にボタンは山ほどあるのですが、「氷 ぜんざい(X名様)」と、人数部分が変化するだけであり、つまりは「氷 ぜんざい」のみの提供です。1名300円であり、マックスは20名6,000円です。
注文するとすぐに「ぜんざい」がやってきます。一般的に「ぜんざい」とは小豆を煮たホットなおしるこのようなものを意味することが多いですが、沖縄では煮た豆にかき氷を盛り付けたものをそう呼びます。
おおー、美味しい。氷こそは伝統的なジャリジャリとしたものですが、所謂ぜんざい部分が超美味しい。蜜のようなトロリとした舌触り。濃厚ながら上品な後味。とりわけ金時豆の食感が素晴らしく、甘納豆的というかなんというか、しっかりと歯ごたえを残し食べ応えがある。
ちょっとびっくりしました。煮豆部分だけを「京都の500年の歴史を持つ老舗の最高級品どす」と説明されて出されれば、なるほど確かにと鷹揚に頷きかねない質の高さです。これが、300円。本部町の奇跡である。

はす向かいにはこれまた人気の沖縄そば屋「きしもと食堂」もあるので、美ら海水族館の行き帰りにセットでどうぞ。オススメです。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。