すぅ～ぎぃ～じぃ／牧志（那覇）

那覇市は泊（とまり）、ナハテラスの坂を下ったところ崇元寺の裏手にある沖縄そば屋。民家を改装した、というか民家そのままの建屋が興味を呼び込みます。
畳敷きの広間にズラっと並べられたテーブル。窓に面しては座椅子テーブルと哀愁を誘います。店主は三線の達人か何かだそうで、店員を呼ぶ際はベルではなく三線をジャランと鳴らすのが面白い。
私は店名を冠した「すぅ～ぎぃ～じぃそば」を注文。いわゆり沖縄そばに豚の肩肉と三枚肉が並べられます。スープは昆布の風味が強く、一般的なそばのスープとは少し変わっています。終盤にワサビを溶いて味変するのが当店流。
麺が旨い。数種の小麦粉をブレンドした自家製の平打ち麺であり、打った後に数日間熟成させるそうな。ツルっとした口当たりながらモチモチとした噛み応え。歯切れもよくサラサラとした喉越しも私好み。
連れは一番人気の「マグロ漬け丼ぶりセット」を注文。小サイズのそばに小鉢がいくつか。
決め手は朝一番で仕入れた泊いゆまちで仕入れたマグロであり、ごま油とたっぷりの薬味でどっしりとした味付けが記憶に残ります。　
派手な食べ方さえしなければお会計はひとり千円以内におさまるでしょう。前述の通り家のようにくつろぐというか、もはや家。のんびりと脚を伸ばしに訪れましょう。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。