ハウステンボス敷地内にある旗艦ホテル「ホテルヨーロッパ(Huis Ten Bosch Hotel Europe)」。テーマパーク内ながら1泊5万円という高級ホテルであり、アムステルダムにある100年以上の伝統を誇る同名ホテルへのオマージュです。映画「ミンボーの女」のロケ地ともなりました。
水路が当館に庭がわり。ハウステンボスへの入国ゲートからゲスト専用のチェックインクルーザーで横付けします。ちなみに長崎空港からの無料シャトルバスも運行されているのですが予約制なのでご注意を。その他、多種多様な特典が付随するのですが利用条件が難解なので事前に予習してから訪れましょう。19世紀のオランダの邸宅をイメージしたインテリア。お出迎えの桟橋やロビーラウンジでは生演奏が配員されておりゴージャスな雰囲気。館内の至る所にチューリップが飾られており、オランダを超えて世界で最もチューリップが飾られている空間ではなかろうか。
従業員は帝国ホテル級の慇懃さとディズニークラスの笑顔を同時に兼ねそろえており親切で迅速な対応。「ザ・リッツ・カールトン日光」なんかよりも全然レベルが高いです。
部屋はまずまずの広さ。かなり古いホテルなのですが、そもそもクラシックな内装なので古臭さは感じません。
ベッドの寝心地も良く、そろそろ「テーマパーク内のホテル」という色眼鏡では見ずに、ワールドクラスの高級ホテルとして捉えた方が良いのかもしれません。しかしながらDX方面へのアクセスはイマイチ。テレビは時代遅れだしネットは死ぬほど遅く、自前のケータイでテザリングに切り替えたほどです。
洗面所はまあ普通。アメニティも知らんもんやった。
浴室が思いのほか広く、洗い場とバスタブも分かれています。しかしながら関連施設に温泉があり、その無料券をホテルから頂いたので、部屋のお風呂は使用していません。トイレも広く清潔。ウォシュレット完備です。
朝食は館内の和食レストラン「吉翠亭(きっすいてい)」へ。夜であれば客単価数万円を要する高級店です。
朝食セットは3,200円なのですが、まあ、ホテルの和食でこれだけの質と量が出れば妥当なところでしょう。おかずがたっぷりで嬉しくなります。明太子や自家製のカラスミなども多用しており魚卵多め。後の魚籃坂である。
ディズニー内のホテルは高いだけで品質は体育館と変わりませんが、当館はハウステンボス内にある以前にホテルとしてかなりまともです。絶対額としてはそれなりの価格設定ですが、空港往復のシャトルバスがあったりパーク翌日無料券がもらえたりと、使い方次第ではかなりお得に過ごせます。公式ウェブサイトでしっかりと予習した上で、周辺のホテルと比較検討してみましょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。