五城(ごじょう)/浦添

地元民に激しく勧められた居酒屋「五城(ごじょう)」。おもろまち駅の北西、国道58号沿い勢理客(じっちゃく)交差点すぐ近く。沖縄はバスが高いので(初乗り240円!)、数人で訪れるのであればタクシーで行っちゃったほうが精神衛生上良いでしょう。ちなみに観光客的には全くの無名であり、食べログでは口コミがひとつもありません。
釣り好きの店主が彩る店内は魚拓だらけ。店主はもちろん常連客にも釣り人が多いようで、テレビに流れている番組は「釣りビジョン」というのがすごくいい。
「とことんエギパラダイス 」の片山愛海はかわいいなあ。山内鈴蘭のゴルフにせよ、若くて可愛いだけでなく、何か得意分野があるということは良いことだ。
オリオン生は500円かそこらと沖縄価格。この後、泡盛の小瓶(600ml)が千円ポッキリという奇跡の価格設定に甘えてしまい、ガブガブ飲んですっかり酔っぱらってしまいました。
お通しは厚揚げ。いわゆる一般的な厚揚げです。
島らっきょうは漬かりが深く酸味が強い。要するに漬物です。フレッシュなものを期待していた者にとっては面食らう部分があったかもしれません。
魚が自慢、と聞いていたのですがこの日は仕入れがイマイチだったようで刺身の盛り合わせは難しいとのこと。しゅん。代わりに魚の天ぷらをお願いしたですが、これが小ぶりのアメリカンドッグが大量に押し寄せるような仕様であり食べ応え抜群。
刺身を用意できないお詫びに、と、ワサビ風味のお漬物をお出し頂けました。こういうサービスをしてもらえると途端にファンになってしまうゲンキンな私。
やんばる若鶏やき。酢豚の鶏バージョンのような調味であり、野菜と共にスイスイと食べきってしまいます。
にがなのすーねー。内地の人からすればニガナもスーネーも意味不明ですが、「ニガナ」という苦みのある緑の濃いお野菜を白和えにした料理です。これが不思議とシーチキンのような
ミミガーはピーナッツ和えで頂きます。豚の耳と気えばグロめな語感ですが、中華のクラゲをコッテリさせたような味覚であり、こってりとしたピーナッツの風味も心地よい。量も気前が良く、ツマミながら食べ応えのある一皿です。
スペシャリテのイカスミのそうめんチャンプルー。とにかく真っ黒な料理であり一口すするたびにマリリンマンソンのような唇になってしまいます。しかし味は抜群。磯の香りが強く独特の旨味があり、とにかく泡盛が進みました。
アグー豚の焼き餃子。皮はふわりと包み込む程度であり、タネが大きくハンバーグを食べているような感覚。とにかくジューシーで旨味があり、客単価4万円の中華料理屋の餃子よりも全然美味しい。
〆にゴーヤチャンプルー。卵の存在がゴーヤを凌駕するほどであり腹に溜まります。
欲望の赴くままに飲み食いしてお会計はひとりあたり4~5千円ほど。うひょー、何かの間違いではないかと思うほどの費用対効果の良さです。もちろん刺身を食べればもう少し値段は上がったでしょうが、それにしてもきっぷのよい価格体系。次回は是非とも鮮魚の入荷があるタイミングでお邪魔したいと思います。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。