思いのほかガランと広い店内。黒板があって学校を訪れたかのような既視感。カウンターとテーブルを含めて30席近くあるのかなあ。夜は居酒屋としても稼働しているようです。
気のいいマスターがアジア各国の放浪で身につけたスパイスの魔術で様々なカレーを繰り広げます。11:30オープンで12:00過ぎに売り切れることもあるそうなのでご利用は計画的に。
日替わりのカレーが4種類用意されてあって、1種類だと850円、2種類だと900円、3種類だと1,000円です。私はもちろんトリプルで注文。ゲストの殆どは2種類か3種類を注文していました。
こちらは「キャベツのココナッツカレー」。キャベツの甘味をココナッツの風味が倍化させており、優しい味わいです。続いて「蓮根とチキンキーマのカレー」。シャクシャクとした蓮根の食感にスパイスが鳴り響く。じんわりと後を引く辛さです。
〆は「チキンカレー」。大振りな鶏肉が3ピースゴロゴロゴロと詰まっています。見た目ほどは辛くなく、むしろ旨味を強く感じるソースでした。
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〆は「チキンカレー」。大振りな鶏肉が3ピースゴロゴロゴロと詰まっています。見た目ほどは辛くなく、むしろ旨味を強く感じるソースでした。
ライスは日本米。平らに盛り付けられており何かしらの意思を感じます。付け合わせにブドウが置かれているのですが、甘味は控えめでありながら不思議なスパイス感もあって興味深い味わいでした。
お会計は千円。ココイチでなんやかんやで1,500円近くを要することを考えれば、この質と量で1,000円というのは実にリーズナブル。カレーというよりもこの店を愛している常連客が多くハードボイルドな雰囲気もいい。おひとりでどうぞ。
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- SPICY CURRY 魯珈(ろか)/大久保 ←朝の7時から並ぶ必要のあるカレー。
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- 東洋軒/赤坂見附 ←和牛の脂のコクが凝縮され、果物の甘味で包み込み、スパイスでキリリと〆るブラックカレー。
- カレー&オリエンタルバル 桃の実/水道橋 ←マトンカレーが実に奥行きのある味わい。
- デリー(DELHI)/上野 ←総本山。セットメニューが異常にお得。
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- スープカレー屋 鴻(オードリー)/神保町 ←豚骨の旨味がクセになるカレー。
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- スパイスボックス(Spice Box)/神田 ←日本人の口に合う本格派。ボリュームが心底満点。
- 印度料理シタール/検見川 ←千葉の僻地で大行列の超有名カレー屋。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!