ホテル不毛の地、広島においては立派な部類に入るでしょう。今回の中国地方への足掛かりは「ANAクラウンプラザホテル広島」です。原爆ドームを始めとする広島のランドマークや繁華街にも近い便利な場所にあります。
なんやかんやでクラブフロアに滞在できることになりました。1階ロビーのチェックイン行列を横目に優雅にクラブラウンジでチェックイン。のはずが、クラブラウンジでもチェックイン客が数組待ちでずっこけました。
加えてコロナだの何だの理由を付けてクラブラウンジの稼働日時を絞っており、もはやクラブフロアに泊まるメリットなどないのかもしれません。逆に考えると、だからこそクラブフロアに案内してもらえたとも言える。
部屋に入る。広さは50平米以上と広いのですが、内装に統一感がなく、BOSEのスピーカーもあればサンワサプライの電化製品もあったりとバラバラです。ライティングデスクは立派であり椅子もハーマンミラーのアーロンチェアと意識が高いのですが、ライトは極端に安普請のものであったりと色々惜しい。背伸びしたサラリーマンの書斎のような仕様です。
バスルームはめちゃんこ広く、使い勝手良し。なのですが、やはり歴史を感じさせる誂えであり、そろそろ大きな改修に臨んでも良い頃じゃないかなあ。
アメニティは「ELLE spa」。と、書いてみたものの「ELLE spa」というブランド(?)の存在をこの日はじめて知りました。
水やコーヒー、お茶はご自由にどうぞ。ミニバーは無く冷蔵庫は空っぽであり、つまりは高級ビジネスホテルという位置づけなのでしょう。
フィットネスセンターを覗いてみると、宿泊者専用ではなく会員を取っている一般的なジムのように機能していました(写真は公式ウェブサイトより)。プールは短く長い距離は泳げないのですが、貸し切りだったのでプラマイオッケー。
17:30~はカクテルタイムということで、クラブラウンジにて簡単なお酒などが振舞われます。いわゆる空港のラウンジ程度のラインナップであり、そんなにガバガバ飲む雰囲気でもありません。ツマミはビュッフェ形式ではなくおひとりさま1プレートのみがサーブされます。うーん、貧相。
朝食は通常であればクラブラウンジで摂ることができるはずなのですが、またまたコロナのせいにされ一般フロアのゲストと同じ朝食会場へと案内されました。いや、普通に密だし。何だか都合の良い部分だけコロナを利用しているような気がします。こんなことなら「クラブフロア」などと名乗らなければよいのに。がっかりだ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。