アラマハイナ コンドホテル(Ala MAHAINA CONDOHOTEL)/本部町(沖縄)

沖縄は北部の本部町、島内屈指の観光地「美ら海水族館」徒歩圏内にあるコンドミニアム調のホテル「アラマハイナ コンドホテル(Ala MAHAINA CONDOHOTEL)」。分譲もしているため、どの部屋も50平米超とロングステイに向いた宿泊施設です。
いわゆる高級ホテルの濃厚な接客とは異なり、良い意味で簡素な客あしらいです。ところで私は2020年の緊急事態宣言中に当ホテルへの予約を入れており、土壇場になって「やっぱ閉めるから提携してるホテルに移ってくれ」と、仕方が無いながらも残念な体験をしました。にも関わらず今回のチェックイン時に「あの時はすんません」の一言もなかったので、あまり顧客管理などには興味のないホテルなのでしょう。
気を取り直して部屋へ。お、ちゃんと玄関があってシューズボックス、ならびに廊下もある。これは広いお部屋の予感。
予感的中。とても広いです。もちろん事前に「50平米超」との案内はされていたのですが、動線が良く打率以上に打っている印象を受けました。全部屋オーシャンビューであり、この眺望にアガらない人は海とかリゾートとか向いてないと思います。
コンドミニアム調なのでダイニングテーブルやキッチンなどもきちんとしたものが用意されています。もちろん食器や調理器具などは最低限なものですが、あくまで仮の生活拠点という意味では充分すぎるほどの仕様でしょう。
キッチンの逆サイド。独り暮らしサイズの冷蔵庫や電子レンジも完備。お茶やネスプレッソは自由に飲んで良く、足りなければジャンジャン持って来てくれる気前の良さ。
リビングエリア。特大のデイベッドの居心地が抜群。またベッドルームからの仕切りもスライドするようになっており、部屋のどの位置からも海と空が見えるセンスはかなりのものです。
こちらはテラス。6畳間を横に引っ張ったような中々の広さ。庇も長く、余計な日差しが入ってこないのもすごくいい。
こちらはベッドルーム。この部屋にも壁掛けテレビがあり、寝転がりながら画面に正対することができます。マットレスはあまり私の好きなタイプではありませんでしたが、まあ、好みは人それぞれでしょう。
洗面所はもちろんバス・トイレと別。タオルは山ほど用意されており、椅子も置かれてメイク長めなオルチャンも納得の設計です。アメニティは正直微妙ですが、そのへんは長期滞在向けの施設と割り切って、自前のものを用意しておきましょう。
バスルームは一般的なマンションと同等の広さ。なのですが、最上階に大浴場が用意されているため、我々は滞在中に一度も部屋のお風呂を使用しませんでした。ちなみにその大浴場は特別すげえ風呂かというと違いますが、内風呂と露天風呂がダブルで用意されておりそれぞれそれなりの大きさなので、日々の生活に組み込むには悪くないサイズ感です。
お手洗いも別建て。もちろんウォシュレットであり普通に綺麗で使い易い。
共用エリアにフィットネスセンターもあります。が、これは「とりあえずあればいいんだろ」というテイストのフィットネスセンターであり、ムキムキマッチョのテカテカビッチには物足りない設備かもしれません。
宿泊者は無料の自称インフィニティプールもあるのですが、これは単にインフィニティと言ってみたかっただけのような気がする設計です。夏季しか開いておらず、ガチ泳ぎするには狭いので、まあ、写真を撮るためだけのプールです。
色々書きましたが、海の見えるリゾート地で長期滞在するには抜群の宿泊施設でした。同じエリアには「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」もありますが、あちらはやはりホテルであり人件費の比重が高く、部屋の割に高ぇなあという印象。旅慣れた人で、ホテルのスタッフにあれこれお願いする必要のない方にとって「アラマハイナ コンドホテル(Ala MAHAINA CONDOHOTEL)」は単泊でもリーズナブルな施設でしょう。オススメです。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。

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