タマニカレー/泊(那覇)

とまりん裏にカルト的な人気を誇るカレー屋があります。その名は「タマニカレー」。ランチタイムにしか営業しておらず難易度高め。2019年にオープンしたばかりですが、スパイス系ながらボリューム満点なメニュー構成が好評を博し、瞬く間に人気店の仲間入り。
カウンター席が4~5席にテーブルが2卓というシンプルな構成。従業員は2マンセル体制で、ひっきりなしに訪れるゲストならびにテイクアウトの料理を次々と捌いていきます。
カレーにはスープが付帯します。卵と海藻がたっぷりと入ったものであり、味もしっかり。
私は「チキンカツ盛りカレー」を注文。刮目せよ、この3D感覚。いわゆるトンカツサイズのチキンカツがドンドンドンと3枚も積み重なっています。このメニューを注文したゲストに限ってはスプーンだけでなく箸まで準備されるのが痛快。ちなみにこのチキンカツの裏側にも卵などが盛り込まれています。
ルーはスパイスを感じつつもどちらかと言えばマイルド路線で万人受けするタイプ。それにしてもカツである。あまりにもカツカツしているため、全体的な味があまり頭に入ってきませんでした。これで800円。東京の爆盛り系カレー屋であれば2千円オーバーでも不思議ではありません。
連れはスペシャリテの「マグロの脳天カレー」を注文。マグロの希少部位である脳天を用いたフィッシュカレーです。こちらも魚の身がゴロゴロであり、ひと口頂きましたがカレーというよりもカレー風味の魚を食べているという印象。ルーはジンジャーココナッツ風味であり、やや好みが分かれるところかもしれません。こちらも800円。
ライスは100~300グラムの間で自由に選ぶことができ、追加のオカズも100円。プロレスラーが本気で食べても千円以内に着地する設計です。これは素晴らしい。味よし量よし価格よしの3ヨシが揃ったカレー屋でした。

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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。