中島潤シェフは麻布の更科系を経た後に独立。開業は1991年と恵比寿では老舗の部類に入るでしょう。
飲み物メニューに値段は記載されておらず、おっかなびっくり中ビンを注文しましたが、最終支払金額から逆算するに税サ込で1本千円程度でしょう。日本酒やワインも置いてありますが、「とにかく高い」と聞かされていたので不要不急のアルコールは自粛します。
お通しは白菜の漬物(?)。カツオの風味がきいて美味。
イクラは一人前でこのポーション。なるほど蕎麦屋だけあって出汁の風味が強く、これだけで丼にしてしまいたい誘惑に駆られました。
天ぷらはフカヒレ。中華系のレストランではスープと共にダラっとした食感ですが、天ぷらにすると程よく水分が抜かれ、凝縮感のある味わいです。新しいフカヒレの楽しみ方の発見でした。
ずいきのおひたし。サトイモの茎の部分であり、シャキっとサッパリとした良いお口直しです。
蕎麦の実蒸しには鯛と辛味大根。骨格のしっかりした出汁と共に心地よい歯ごたえを楽しみます。
イクラは一人前でこのポーション。なるほど蕎麦屋だけあって出汁の風味が強く、これだけで丼にしてしまいたい誘惑に駆られました。
前菜6点盛りはズワイガニの味噌和え、白子の煮物、かぶら寿司、牡蠣にエンガワに車エビ。いずれも旨く酒のツマミに最適です。
お造りはヒラメ。シットリとコリッの間にある食感であり、たっぷりの薬味と共に素直に美味しい。天ぷらはフカヒレ。中華系のレストランではスープと共にダラっとした食感ですが、天ぷらにすると程よく水分が抜かれ、凝縮感のある味わいです。新しいフカヒレの楽しみ方の発見でした。
ずいきのおひたし。サトイモの茎の部分であり、シャキっとサッパリとした良いお口直しです。
蕎麦の実蒸しには鯛と辛味大根。骨格のしっかりした出汁と共に心地よい歯ごたえを楽しみます。
〆にしてメインディッシュである更科蕎麦。素麺と見紛う程のブランドブラン。「一番粉」と呼ばれる色白の蕎麦粉を原料としており、絹のような高級感があります。しかしながら私はワイルドな野性味を楽しむ田舎蕎麦が好みであり、まあ、更科蕎麦とはこうだったなあというお気持ちでした。
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恵比寿を中心に話題店が整理されています。Kindleだとポイントがついて実質500円ちょい。それにしては圧倒的な情報量。スマホやタブレットに忍ばせておくと出先で役立ちます。
以上を食べ、ビールを1本だけ飲んでお会計はひとりあたり2.5万円。なるほど高い。高杉晋作も驚きの高さであり、尊王攘夷を諦めたくなるほどの費用対効果の悪さです。どうしてこんなに高いんだろう。そしてどうしてそれでも客が入り続けるんだろう。「更科堀井」「永坂更科 布屋太兵衛」「麻布永坂」の麻布更科御三家をハシゴして豪遊してもこんな値段にはならんぞ。
バーキンにスカーフを巻いて1万円を100円ぐらいのつもりで使える人でないと素直に楽しむことができないお店なんだろうなと、身の程を思い知った夜でした。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ALTRO!(アルトロ) ←十番カラペティ・バトゥバ!の姉妹店。居心地最高。
- マッシュルーム(MUSHROOM) ←3皿取ってデザートやお茶までついて3,500円ってむっちゃ安くない?
- アリゴトゥール(Aligoteur Que du bonheur) ←美味しいを突き詰める旨いもの屋。
- 筑紫樓(つくしろう) ←ランチタイムは社会貢献活動かもしれませんが、それにしてもお得である。
- 鍈輝(えいき) ←コロナ・テイクアウトグルメグランプリ優勝店。
- クンビラ(KHUMBILA) ←スパイスのオーケストラともいうべき複雑な味わいが五感に押し寄せる。
- ブラチェリア デリツィオーゾ イタリア(BRACERIA DELIZIOSO ITALIA) ←ランチの信じがたい費用対効果。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- スブリデオ レストラーレ ←チーズ好きのカーバ神殿。
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい。
- チャイニーズダイニング方哉(まさや) ←ランチの千円担々麺が絶品。
- 蕎麦懐石 義(ぎ) ←飲み物付きランチコース4千円がほんとうにすばらしい。
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!