焼肉 稲田／目黒

目黒駅東口徒歩数分にある「焼肉 稲田」。五反田の超人気ハンバーグ屋「ミート矢澤 」の系列店であり、運営元はヤザワミートという精肉卸会社です。精肉卸会社が焼肉屋とは謎の説得力。食べログでは百名店に選出されています。
もともとはホルモン専門店だったそうですが、正肉メインに業態を変更し、それにあわせてキレイ目に内装を刷新。個室は5つもあるそうです。火元は炭火ではなく卓上に設置されたガスロースター。
ビールやサワーは700円前後と、まあ、こんなもんでしょうか。私は焼肉となると無限に、そしてインフィニティにビールを飲みまくってしまうので、もうちょっとだけ安いと嬉しいのだけれど。
まずは「お肉によくあう香草サラダ」。味は悪くないのですが、それほど香草香草しているわけでもなく、量も少なく、これで900円（税を入れると990円！）というのはちょっと高杉な気がしました。
ポテトサラダも、ポテトサラダとしてはかなり美味しいほうなのですが、やはりポテトサラダはポテトサラダなので、香草サラダ同様に割高だなという印象。
「和牛ハツのたたき鬼おろし添え」も味は良いのですが、量は少なく値段は一流ということで、まだ焼肉に到達していないのに段々と下がってきました。
ホルモンの煮込み（？）もサイコロサイズが5つのみであり、これで（ｒｙ
気を取り直して焼肉に入ります。まずは「上タン切り落とし」。おお、これは美味しい！見ての通りに美しめな肉質であり、歯ごたえもあって素直に美味しい。量もしっかりあって、精肉卸たる面目躍如といったところでしょう。
ロースやカルビも安定の美味しさ。量もたっぷりあって、サイドメニューに比べると圧倒的にお得です。この記事に触れた賢明な読者はサイドメニューは控えめに、焼肉メインで臨むと良いでしょう。
右は「炙り焼き特選ハツ」、左は「上ミノ」。前述の通り以前はホルモン専門店なだけあって、内蔵特有の嫌な臭みなどなく正肉を凌駕する美味しさです。
食べログに掲載されていた価格帯では「￥10,000～￥14,999」とありましたが、我々はサクっと飲み食いしてひとりあたり7,500円で済みました。この肉質と個室でこの支払金額はリーズナブル。もちろん希少部位などにタッチすれば値段は鰻登りかもしれませんが、そのへんは使い分けていきましょう。サイドメニューは控えめに、焼肉メインで臨むと良いでしょう。大事なことなので2回言いました。

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そうそう、肉と言えばこの本に焼肉担当として私のコメントが載っています。私はコンテンポラリーフレンチやイノベーティブあたりが得意分野のつもりだったのですが、まあ、自分の評価よりも他人の評価が全てです。お時間のある方はご覧になってみて下さい。