那覇空港から車で南に20分。「沖縄アウトレットモールあしびなー」近くにオープンした「イーアス沖縄豊崎」のテナントとして「DMMかりゆし水族館」が入居しました。車が便利なエリアではありますが、空港もしくはダウンタウンからバスでのアクセスも充実しています。
1月は暖かい那覇で過ごしており(日中は連日20℃!)、今日は特にすることが無いなあ、そういえば新しい水族館ができたなあと公式ウェブサイトを調べてみると、1月3日というド連休の真っただ中であっても混雑率27%という神空間。入場料は大人2,400円と規模の割に高い(美ら海水族館は1,880円)のもガラ空きっぷりのひとつの要因かもしれません。
入館時に3分ほどのイメージビデオを見てから水槽エリアへと向かいます。モノの配置や照明の使い方にセンスがあり、なるほどこれまでの水族館とは一味も二味も芸風が異なります。生き物の説明書きの看板などは一切置いておらずスッキリしているのがいいですね。
とは言え館内マップや現在地がスマホで解りやすく把握でき、また、どの魚を見たなどのコロプラ的デジタルスタンプラリーもあるので、こういった楽しみ方も含めて色々と斬新な水族館です。
水槽とプロジェクションマッピングの融合。景色の部分の天気がコロコロ変わって面白い。たしかチームラボが一枚噛んでるんじゃなかったっけなあ、この水族館。うろ覚えですが、そういったニュアンスのある仕組みでした。ガラスの天井の水槽の上を歩き回ることができます。東京タワーやスカイツリーのグラスフロアとはまた違ったゾっとする感覚。ありそうでない仕掛けです。
ちょっとした動物円コーナーもあります。手を伸ばせば触れる距離に檻もなく動物が展示されており、こんなにも気前の良い動物園はなかなか無いのではあるまいか。
わ!ジンベイザメがいる!と思いきや、これは映像。どうですかこの潔い割り切り方。キョロ充でどっちつかずな水族館はここへ勉強に来るように。
「さよならクロール」的な水槽は本物。さっきコチラの天井を歩いていたわけです。クラゲゾーンが圧巻。特に珍しくもないクラゲをとにかく詰め込んでいるだけなのですが、まさにチームラボの世界観です。誰かの「創造性は既存の組み合わせから生まれる」という言葉が心に沁みた瞬間でした。
斬新な水族館でした。個人的には動物園や水族館のようなものは好まない(どうしても「かわいそう」という感情が先行してしまう)のですが、当館についてはデカい魚を無理くり押し込んでいる感に乏しく、小さな魚をセンス良く幻想的に配置しているので好意的に接することができました。また、デジタルとの融合も見逃せない。記憶に残った水族館でした。
多目的エリアに設置されていた3階建てのトランポリンのオバケみたいなのがあり、あまりに楽しそうだったので子供たちに交じってチャレンジ。1時間の入れ替え制であり、ただ単に飛んで跳ねてるだけなのですが、これが疲れる疲れる。蒼い海を望む展望台兼ぜえはあ必至のアクティビティ。オススメです。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。