青森県八戸「八戸前沖さば」というブランドさばを用いたサバ料理専門居酒屋の「SABAR」。全国的に展開が進んでいますが、関東では大門店のみがランチを提供しており、たまたま近くで用事があったのでお邪魔してみました。
カウンター席とテーブル席がいくつかに個室と結構な大箱です。ランチは丼ものか定食ものかに分かれるのですが、いずれにせよサバを用いた料理だらけでした。
私は丼のもののハーフ&ハーフを注文。単品丼だと千円ですが、ハーフ&ハーフにするとプラス200円です。スペシャリテの「さばの漬け丼」。店名に関した「とろさば」は脂質含量が21%以上、魚体550g以上のもののみを指す選び抜かれた個体。なのですが、これがぜんぜん美味しくない。スーパーのパックの刺身と同等かそれ以下のクオリティです。加えていくらハーフ&ハーフだからといっても刺身が3切れしか乗っていないのはいくらなんでも見栄えが悪すぎます。
こちらは「胡麻さば丼」。ゴマサバという種類ではなくゴマダレで調味したサバであり、こちらは刺身が4切れでした。味は「さばの漬け丼」と同じくスーパーのパックの刺身と同等かそれ以下です。こちらは「唐揚げ」。揚げられているのは鶏肉ではなくサバであり、揚げたてであるぶん美味しく感じました。
味噌汁は一般的な定食屋のそれと同等です。
出汁が備え付けられ「途中から出汁茶漬けとして~」と案内されるのですが、わずか3切れのサバの途中とは一体どんなタイミングなのか。
サバは前述の通り味が痩せており、冷奴や漬物もパックから出しただけであり、「とろさば料理専門店」としての矜持を1ミリも感じませんでした。和風のファミレスでコレであればこんなもんかとも思いますが、「とろさば料理専門店」でサバが不味いのは致命的。いきなりディナーではなくまずはランチに来てよかった。被害が少なくて済んだ
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