表参道のランチではトップクラスの行列を誇る「ふーみん」。細川ふみえ、ではなく斉風瑞(さい ふうみ)さんが1971年に創業した歴史のある中華料理店です。骨董通りの小原流会館地下1階。土曜日の12:30に到着して15人ほどの行列。ただし回転が良いため20分ほどで着席できました。
おひとりさまはカウンター、グループ客はテーブル席へと案内されます。トータルでは40席近くありまずまずの広さ。料理人の数が多く、厨房で活気良く立ちまわる様は見ていて清々しい。私はランチのみ提供のスペシャリテ「豚肉の梅干し煮定食」を注文。数量限定で早い時間に入店しないと辿り着けない幻のメニューですが、私は12:50のオーダーでラスイチ滑り込みセーフでした。私の人生とはこういう具合に恵まれているのです。
「豚肉の梅干煮」とは聞きなれない料理ですが、豚の角煮を梅干しと共に煮込む的な料理。全体としてさっぱりとした調味であり、脂たっぷりの三枚肉をモリモリ食べることができます。今日は人生で一番梅干しを食べた日である。味噌汁にはカニの脚が含まれており、甲殻類由来の旨味成分が抜群に旨い。見た目は地味な味噌汁ですが味わいは鮨屋のラストで出るようなクオリティです。
ライスは一般的な定食屋のそれといったところ。しかしながら、テーブルにドンと置かれたフリーフローのザーサイと共に味濃いめの状態で胃に運んでいけるので幸せ極まりありません。今日は人生で一番ザーサイを食べた日である。
お会計は税込1,150円と、この量とクオリティでこの支払金額は良心的。行列の長さも頷けます。「豚肉の梅干煮」もそうですが、「たらこ豆腐」「納豆チャーハン」など、ありそうでない名物料理も多く、全メニュー制覇したくなる余韻が感じられました。ランチは16時までやってるので、行列を避けたい場合はヘンな時間に行けば良いでしょう。
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