食べログの百名店に選出され、メディアに取り上げられることも多く(画像は公式ウェブサイトより)、芸能界きっての食通であるアンジャッシュ渡部建さんも多目的に推奨されていました。
昭和が止まらない店内。鮨屋のネタケースよろしくピンピンの鶏肉たちが出番を待っています。なんでも朝仕入れた鶏をその日に仕込んで全部さばいてしまうそうな。回転が良いのは正義である。
酒が安い。いずれも古き良き居酒屋に準じた価格設定であり、大ジョッキなんて本当にビッグです。瓶ビールも大瓶での提供で嬉しくなります。
お通しには180円を要するのですが、この日はそこそこ美味しいザーサイであり、この質この量でこのお通し料金は良心的と言えるでしょう。
手始めに3本注文したのですが、3本まとめてやって来ました。どうせなら1本づつ温かいうちに頂きたいところですが、まあ、大衆焼鳥店なので多くは望むまい。
部位は手前から「やきとり」「とりきも」「首肉」。「やきとり」はいわゆるネギマであり、おお、びっくりするほど美味しいです。中央の「とりきも」はレバー。やや臭みが残るので好みは分かれるところですが、この品質で1本300円というのは破格です。奥の「首肉」なんてもう絶品。予約の取れない1人1万円以上する焼鳥屋に比肩する味わい。サイズも大きくワシワシと食べ応えがあり、一般的な焼鳥屋の1.5~2倍くらいはありそうです。
「煮込」は鶏のホルモンと大根・ニンジン・ゴボウなどの煮込み。これはまあまあかなあ。先の焼鳥が1本300円で、煮込が620円ということを考えると相対的に割高に感じました。
「つくね」も美味しいのですが、先の串焼きに比べるとやや見劣りします。卵黄がついてこないのも残念。やはり当店では肉の塊に串をぶっ刺して食べる料理が良いのかもしれません。
くぁwせdrftgyふじこlp!なんとお会計は3千円を切りました。何この費用対効果信じられない。どこからファインだよ。もちろん料理の数は多く当たり外れはあるかとは思いますが、少なくとも「やきとり」「首肉」は文句なしに美味しいので是非注文を。
ちなみに当店は鰻料理も自慢のようですが、鰻丼が3千円という価格設定には、1本3百円の焼鳥で満足している私としては腰が引けてしまう。何回か通ってちょづいてきたら注文してみようかしらん。
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