ホテルなので当たり前と言えば当たり前ですが、何もかもが高いです。お店の案内として「『アボンダンツァ(豊潤な人生)』をテーマに、旬の食材を活かした季節のイタリア料理をファミリースタイルで提供する」とありましたが、どんなファミリーやねんと突っ込みたくなるような価格設定です。サービス料15%と消費税10%が地味にきつい。
前菜はブッラータを中心としたサラダ。おお、高いだけあって気前のよいポーションです。席数が多く量も出るため在庫の回転も良いのでしょう、実にフレッシュなブッラータで美味しかった。
パンはまずまず。お食事にピザを選択したのでひとかけらだけ頂きました。
メインはショートパスタか揚げピッツァからのチョイスだったので、絶対におうちで作ることのできない後者を選択。なるほど餃子のお化けのような外観であり、吸っている揚げ油の量も半端ではありません。
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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
パンはまずまず。お食事にピザを選択したのでひとかけらだけ頂きました。
メインはショートパスタか揚げピッツァからのチョイスだったので、絶対におうちで作ることのできない後者を選択。なるほど餃子のお化けのような外観であり、吸っている揚げ油の量も半端ではありません。
ざっくりナイフを入れると裂け目からトマトソースとモッツァレッラチーズが。そう、中身はいわゆるマルゲリータであり、そのへんのピザ屋でマルゲリータが千円かそこらで食べることができることを考えると、やはり家賃と人件費の味がしました。
デザートはティラミスをチョイス。バケツかよという特大サイズであり、人生で最もティラミスを食べた日かもしれません。味もけっこうよくて、単品だと税サを入れて2千円近くするのですが、ある意味では値段そうおうかもしれません。上品な紅茶で〆てごちそうさまでした。
食前酒に前菜、ピッツァ、ティラミス、紅茶を飲んで6千円強。外資系ラグジュアリーホテルのランチという意味ではこんなもんかもしれませんが、やはり高いもんは高いです。ただしサービス料を15%取るだけあってオープンしたばかりだというのに従業員の身のこなしには卒はありません。ビジネスランチで、会社の経費でどうぞ。
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イタリア料理屋ではあっと驚く独創的な料理に出遭うことは少ないですが、安定して美味しくそんなに高くないことが多いのが嬉しい。
- ウシマル(Ushimaru)/山武市(千葉) ←ちょっとした海外旅行に来たような満足感。
- ヴィラ・アイーダ(Villa AiDA)/岩出(和歌山) ←我が心のイタリアン第1位。
- TACUBO(タクボ)/代官山 ←ポイントは二番手の存在。
- リストランテ センソ(Ristorante Senso)/白金台 ←どの皿も創意工夫に溢れており、それぞれがきちんと美味しい。
- RISTORANTE YAGI(リストランテ ヤギ)/代官山 ←都内の予約の取れないイタリアン・レストランの代名詞となる日も近い。
- プリンチピオ/麻布十番 ←こんなに有意義な6,800円があるか?
- カーザヴィニタリア/麻布十番 ←ゴージャスな店内と落ち着いた雰囲気。そのくせ高くない。
- ロッツォシチリア/南麻布 ←雰囲気良く客のレベル高し。ウイキョウのパスタが秀逸。
- ラ トラットリアッチャ(La Trattoriaccia)/広尾 ←すべてが期待以上、満足感しかありません。
- ポンテ デル ピアット (PONTE DEL PIATTO)/広尾 ←少量多皿でどれも旨い。
- アクアパッツァ/広尾 ←日本人向けイタリアン。誰が食べても納得の味わい。
- アンビグラム/広尾 ←肉塊に喰らいつく幸せ。やや割高なのが難点。
- アッピア/広尾 ←客の注文力が試される偉大な店。すごく高いのが難点。
- サローネ2007/元町 ←ランチのポモドーロは絶品。グラム数が指定できるもの最THE高。
- サーラアマービレ/銀座 ←ランチのフリーフローがお得。
日本のイタリア料理の歴史から現代イタリアンの魅力まで余すこと無く紹介されており、情報量が異常なほど多く、馬鹿ではちょっと読み切れないほどの魅力に溢れた1冊です。外食好きの方は絶対買っておきましょう。