タブレットを用いてのセルフチェックインなのですが(写真は楽天トラベルより)、けっきょく従業員が大塚家具のように付き添って介護してくれるので、それなら普通のホテルのチェックイン形式でええやんと思ってしまう。
またコロナ対策につき熱心を超えて神経症的な面があり、入館時の検温とアルコール消毒までは理解できるのですが、客室からロビーに降りただけで改めて消毒を求めるのはやりすぎでしょう。
さすがにイラっときて「入館時に検温と消毒を済ませてチェックインしてるのに、自室からロビーに降りる際にもなぜ消毒が必要なのか?」とスタッフに問いかけようかと思いましたが、ホリエモンっぽいのでやめときました。
館内の移動は全て、すなわちエレベータに乗るにも部屋に入るにも大浴場に行くにも顔認証です。カギを持ち歩かなくて良いのは便利で紛失の恐怖からも解放されるのですが、この認証方式が厳格というか精密といか、毎度トライしないと上手く認識してくれません。
部屋は20平米ほど。内装は黒基調でありスタイリッシュな印象。台北の「WESTGATE HOTEL」に似ています。
最初から遮光スクリーンが降りているので巻いてみると、ちょうどお向かいのオフィスのリーマンと目が合いました。
洗面台がライティングデスクのすぐ隣にあり不思議な間取りです。一般的なテレビは置かれておらず、タブレットサイズの小さなものがひとつあるのみです。
また内線電話などはなくこのタブレットを用いて会話(?)するらしく、ガジェット慣れしてない年配者にはかなりきついUI/UXです。せめて日本語表記も用意すべきだ。
バスタブはなくスタイリッシュなシャワーのみ。地下に大浴場があるため私はそちらを利用しました。
また、この広さにしては珍しくトイレが別室です。
大浴場に行ってみるのですが(写真は楽天トラベルより)、ここでも入り口にスタッフ、しかも若い女がスタンバイしており困惑する。この、アパレルショップのように従業員がついてくるサービス仕様は何なんだろう。
見える部分はスタイリッシュに整えていますが、宿泊施設としての本質的な価値はアパホテルと大差なく、オシャレにしすぎて逆にわかりにくいレストランの地図のようです。大塚家具のようなベタベタな接客は丁寧を通り越してもはや鬱陶しい。もちろん今ここで働いている従業員に罪は無く、企画が通った時点で敗北が確定した勝負なのかもしれません。従業員を置かず全てセルフサービスのほうが満足度は高く感じることでしょう。
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