平日の昼間にお邪魔したのですが、テーブル席は全て予約で埋まっていました。仕方がないのでバーカウンターに着くのですが、百合子の「アクリル板を作ってすき焼き食べて美味しいかっていうのはよくわかりませんけれども……うふふ」という発言に重みを感じました。
最初にサーブされるトウモロコシのスープ。なるほどきちんとしたコクと甘みがあり、前述の噂に真実味が増してきます。ただしグリッシーニはヘンに湿気ており美味しくなかった。
「3種のスライダーバーガー」が到着。てりやきビーフ、海老ホタテ、モッツァレラチーズ・トマト・アヴォカドの3種類です。いずれの具材も美味しくホテルのクオリティですが、バンズの質が中身に追いついていない印象でした。
付け合わせが旨い。フレンチフライではなくベイクドポテトであり、チーズなども挟みこまれておりホクホクと旨い。サラダもドレッシングが細部にまで回っており美味しかった。
デザートに和三盆を使ったプリン(?)。品の良い甘さに複雑性を感じる旨味。本日一番のお皿です。
紅茶もポットで出してくれかなりの高品質。ううむ、当店はお茶とお菓子を食べに来るべき店なのかもしれぬ。
お会計は4,114円。ホテルなので割高になるのはある程度覚悟していましたが、やっぱ4千円を超えるのは高いなあ。パっとパっと食事を摂るには適さず、テーブル席を予約しアフタヌーンティーなどで空間や雰囲気をじっくり楽しむべきお店だなと得心しました。
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ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。
- ザ・レストラン by アマン/大手町 ←全てが開放的で健康的
- KASA(カサ・プルマン東京)/田町 ←専業主婦のたまり場
- ニューヨーク・グリル(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←食べ放題なのに食べ放題クオリティではない
- ジランドール(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←ランチステーキがお得
- ピークラウンジ(パークハイアット東京)/新宿 ←21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という大盤振る舞い
- キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前 ←滞在時間4時間。泥酔。
- アジュール フォーティーファイブ(リッツカールトン東京)/六本木 ←ドレスコードを守る価値がある。
- モダンビストロ タワーズ(ザ・リッツ・カールトン東京)/六本木 ←リッツというブランドと雰囲気を食べる店
- ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツ・カールトン東京 )/六本木 ←「WOWバーガー」13,000円(税サ別)
- レストラン・ブリーズ・ヴェール ←天空のレストラン。ランチの危ない開放感。
- ステラガーデン/芝公園 ←東京タワーが0時に消灯する理由
- ケシキ(K’shiki・マンダリンオリエンタル東京)/三越前 ←抜群の眺望を誇り、床から天井まで一面の大きな窓から息をのむような東京の絶景
- シグネチャー/三越前 ←絶対に外さない、非の打ち所の無いレストラン
- あらし山吉兆/洞爺湖 ←吉兆の技術と北海道の素材が調和。
- レ セゾン/日比谷 ←ジビエジビエジビエ!
- ラベ/西梅田 ←クラシックなフレンチ、正統派
ホテル業界の神と随一のマーケターの共著。サービスする側/される側の両視点があり、「ホテルマンが感動するお客さま」「少しでもお得に、上質な部屋に泊まる方法」などの話題も興味深いです。