氷見 魚市場食堂/氷見(富山)

氷見の釣屋魚問屋が経営する食堂。氷見漁港の2階にあり、早朝6:30から15:00までの営業と海の男を感じます。
我々は祝日の11:30に到着し並ぶことなくスルっと入店できましたが、退店時にはご覧の通りの待ち行列。予約もできないので、時間に余裕をもって訪れましょう。階下はまさに魚市場であり「富山県で一番鮮度が良い食堂」と評される理由がよくわかります。
どの定食にも「土鍋の漁師汁」が付随し、魚のすり身のお団子やアラなどがゴロゴロと入っており、これとゴハンだけで立派な食事となりそうです。スープにも魚の出汁がキマっており旨かった。
連れは「氷見海鮮漬丼」を注文。1,890円です。山ほどの魚介が雑に漬けられており暴力的な味わいです。途中で卵やだし汁を加えながらひつまぶり的に味を変えていく。
私は名物の「氷見浜丼」を注文。「はんさ盛」と呼ばれる大盛りサイズで注文しました。2,490円です。確かに爆盛で映えるのですが、味は値段と量を考えれば相応といったところ。刺身の下に詰め込まれたゴハンが美味しくないを通り越して不味く、日本有数の米どころの矜持はどこへやら。
魚市場直上・競りから直送・漁師メシといったキーワードは確かに魅力的なのですが品質はそれなりでした。量や見栄えを求めるのであればアリですが、質を追求する方は同じ予算を使ってきちんとした魚屋さんで刺身盛りをテイクアウトしたほうが楽しめるでしょう。あくまで観光スポットとしてどうぞ。
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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。