金沢随一の観光スポット「近江町市場」すぐ近くにある「浅田屋」。1659年には加賀藩の加賀薄中荷物御用として、1867年には旅籠「淺田」として、そして現代では金沢を代表する料亭旅館となり、ミシュランの星も獲得しています(写真は公式ウェブサイトより)。
14時チェックインの少し前に到着したので、入ってすぐの茶の間でしばしスタンバイ。欧米系のだだっ広いロビーも気持ちよいですが、当館のような足るを知るミニマルな空間もエモいです。
時間となり部屋へ通されるのですが、扉を開いてぶっとび、室内に石庭が配されていました。これはかっこいい。京都「THE HIRAMATSU」の閉塞感に満ちた部屋づくりは再考すべきである。
客室は10畳ほど。先の石庭と次の間を含めればかなりの広さです。
さっきの石庭はこんな感じに望むことができます。いいなあ、こういう空間、家にも欲しいなあ。
仲居さんより抹茶とお菓子が用意され一服。
こちらが次の間。冷蔵庫の中身は水を除いて全て有料であり、1泊10万円を超える宿としては少々ケチ臭く感じました。どんなに飲んでも仕入れ値で千円か2千円なんだから無料(という名の宿泊費に配賦)にすれば良いのに。
洗面所。真新しくはありませんが清掃が行き届いており、清潔な親戚の家に遊びに来たような安心感があります。
トイレはセパレートタイプで、洗面所と同様にとてもキレイ。
こちらは予約制の貸し切り風呂。それほど大きいものではありませんがお庭を眺めながら湯につかるが心地よい。酒と風呂は明るいうちからに限る。
夕食の時間に仲居さんが呼びに来てくださり、別のお部屋にて晩餐会のはじまりはじまり。詳細は別記事にて。
食事中にお部屋に布団を敷いていてくださりました。そうそう、さっきから次の間次の間いうてますけど、ここが次の間と石庭です。かなり広い。ここで生活できる。
これぞジャパニーズ・ターン・ダウン。寝る専用の浴衣が用意されており、普段着(?)用の浴衣にバスローブ、この浴衣とずいぶんゆかたがゆたかな旅館です。
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翌朝はお部屋のお風呂を利用。こちらも小さいながらも木張りでキュート。アメニティはロクシタンで統一されていました。
朝食は一般的な旅館の朝食といったところ。こと食事に限っては気鋭の旅館たる京都「THE HIRAMATSU」のほうがクオリティが上に感じました。
というわけで、ひとりあたり1泊6万円ってのはちょっと高いなあという印象。やはり私は旅館というコンセプトがツボではなく、同じスモールラグジュアリーであれば欧米系のスタイリッシュなハコのほうが好きなのかもしれません。例えばハイアットセントリック金沢に泊まって夕食は鮨または割烹、という組み立てのほうが、同じお金を使うとしては個人的には満足度は高くなるのでしょう。歴史や伝統に価値を見出すかた向きの宿でしょう。
というわけで、ひとりあたり1泊6万円ってのはちょっと高いなあという印象。やはり私は旅館というコンセプトがツボではなく、同じスモールラグジュアリーであれば欧米系のスタイリッシュなハコのほうが好きなのかもしれません。例えばハイアットセントリック金沢に泊まって夕食は鮨または割烹、という組み立てのほうが、同じお金を使うとしては個人的には満足度は高くなるのでしょう。歴史や伝統に価値を見出すかた向きの宿でしょう。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。