イマドキなテナントが多いのですが、最も話題をさらったのは祇園の有名かき氷屋「たすき」のテイクアウト専門店。祇園の本店は数時間待ちは当たり前といった異常な人気を博しているのですが、「より多くの方にかき氷を召し上がっていただきたい」という根源的な動機からこのような業態が実現したそうです。
テイクアウト専門店と言いつつも、ちょっとしたイートインスペースはあります。座って食べたい場合は列に並ぶ必要があるのですが、そうでない場合は店員に声をかければ待ち順列をすっ飛ばして注文を聞いてくれます。
ラインナップは伝統的なかき氷からアルコールを用いたもの、カクテルやビールなど少々大人に寄せています。酒を使ったかき氷は運転しちゃダメなレベルの度数なので、車で来た方は気を付けましょう。
我々は「抹茶みつ」と「焙じ茶みつ」を注文。いずれも千円弱です。祇園店では別添えの練乳をかけるらしいのですが、当店はテイクアウトで楽しみやすいよう、ホイップクリームと小豆は内部に組み込まれています。
「焙じ茶みつ」は思いのほか甘く、血糖値スパイクが約束されるレベルです。氷に滑らかさやフワフワ感はなく、どちらかというと伝統的なシャリシャリかき氷に近いタッチです。
「抹茶みつ」。こちらもお茶の苦みである程度マスキングされていますがかなり甘い。ちなみにこの銀色の器は銀紙でできておりそのまま捨てることができます。量はかなり多く、おやつであれば、ふたりでひとつをシェアするぐらいでちょうど良いかもしれません。
かき氷としては可もなく不可もなくまあこんなもんかというレベルですが、超人気店の商品がそれほど待つことなく手に入れることができるという意味では悪くないでしょう。午後は行列が途切れることはありませんが、夜間であれば結構ガラガラ。22時まで営業しているので、飲みの帰りのデザートに使用するのも良いかもしれません。
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