星野リゾート OMO7旭川

星野リゾートにはブランドがいくつかあって、高級リゾート「星のや」、アクティビティ中心の「リゾナーレ」、温泉旅館の「界」、そして4つめの新たなブランドとして開業したのが「OMO(おも)」。ここ、旭川のホテルが第1号です。
ちなみに元々このホテルは1920年創業の老舗であり、そこを星野リゾートお得意のリノベ&リブランドとしたもの。なるほどロビーなどは北海道っぽく(?)雰囲気のあるつくりとなっています。
なのですが、何なんだこのチェックイン行列の長さは。駐車場が足りず提携駐車場まで向かわされた挙句にこのオペレーションの悪さには絶望しました。予約数から逆算すればこれぐらいの波動、予測できるだろうに。コロナ対策も適当で、入館時の検温などしたりしなかったりとザルでした。
部屋は深く考えずツインを予約していたのですが、何この合宿所みたいなベッドの配置。きょうびクルーズ船であってもこんな狭苦しさは感じることがありません。
テレビは貧乏な大学生の家のようなサイズであり、こんなことなら撤去してしまえば良いのに。
ライティングデスク(?)は入院患者のように一体化しており、フニャフニャのマットレスに座りながらモノカキをすることとなるため、まともな作業は期待できません。間違ってもビジネス客は利用してはならないでしょう。
バスルームはビジネスホテルと大差なし。お湯の量だけは立派でした。こんな仕様で1泊1部屋2.5万円~というのはいくらなんでもアレでしょう。
一方で、ロビー階のカフェなどは格好が良く、食べ物持ち込みOKの憩いの場と設定するなど悪くないコンセプトです。
図書コーナーも充実しており、この部分だけ切り取れば泊まれる本屋といった印象。つまり、メディアの取材などで目に付く場所については力を入れる一方、実際の宿泊客の居心地の良さなどは完全に無視した造りとなっており、人一倍計算高いくせに帳尻が合っていない宿泊施設です。
チェックアウト時も安定の行列のできるレセプション。星野リゾートの代表はGoToトラベルについてあれこれ偉そうなことをメディアに語っていましたが、こんなホテルを展開しているようでは色々と信用できないなと感じた滞在でした。


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