シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル/舞浜

プールで水遊びはしたいのですが8月の日本は殺人的な暑さなので日中の屋外はキツい。であればナイトプールに行こうということで、舞浜の「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」へ(写真は公式ウェブサイトより)。ディズニーでもないのに舞浜に泊まるだなんて変な気分。
チェックイン時間よりもだいぶ早く到着したのですが、快く受け入れてくれました。スタッフに外資系ホテル特有のふてぶてしさは微塵もなく、皆、ディズニーのキャストのように接客態度が良いです。これが舞浜の魔力なのかもしれません。ロビーにファミコンが置かれていて、マリオの3-1でゲームオーバーになりました。鈍るものである。
部屋は「オーシャンドリームルーム」という、海とか船とかそんな感じの雰囲気を予約しました。部屋は40平米近くあるかなあ。大きめのベッドを2台にソファ、ライティングディスクを置いてもゆとりのある空間です。
テレビやマルチメディアのジャックなど、古いホテルながら色々とアップデートされています。タンスがグローブトロッター風の飾りだったり、鏡や窓が丸かったりと、クルーズ船のような気分を味わえます。
バスルームは広いのですがトイレと分離しておらず、また、洗濯物が生乾きしたような匂いも残っておりテンサゲです。アメニティもビジネスホテルのようなディスペンサー方式であり、1泊5万もする宿泊でコレだとなんだかねぇ。あとテラフォーマーが出た。
ミニバーは無く、水とティーバッグのお茶などのみ。なのですが、このお茶はマレーシアのかなりニッチなものであり、よくぞ見つけ出してディズニーのホテルに配備したなあと妙に感心しました。
館内をお散歩。何百室もあるメガリゾートだけあって、共用設備が豪華です。空間の作り方などはやはりクルーズ船に似ているように感じました。
いくつかのテナントが入居する通り。写真スタジオや土産物屋、小さなコンビニなどまさにクルーズ船といった雰囲気です。お店を出る際にスタッフが「ぃってらっしゃぁーぃ♪」と手を振って送ってくれるのは舞浜の力である。
ゲーセンもあります。宿泊客は1回無料でクレーンゲームにチャレンジできたのですが、かすりもしませんでした。
パターゴルフや
卓球、フィットネスセンターなどもあり、くどいようですがクルーズ船で過ごしているような気分です。今年の年末にプリンセスクルーズ社の新造船の良い部屋を予約しているのですが、たぶん行けないんだろうなあ。
さて本題のナイトプール。現在はコロナの影響もあってか数時間おきの入れ替え制であり、各回100名限定での入場です。私はナイトプールに入場できる宿泊プランを予約していたので大丈夫でしたが、フリーで訪れると入れない場合もあるので、必ず予約をしてから訪れましょう。
日中は35℃もあるのに夜に水に浸かっていると意外に寒く感じてきます。浮き輪などのレンタルがあると思いきや何もなく、素のままで浅いプールに佇んでいるのは味気ない。であればプールサイドで飲み食いしようと腕をまくるのですが、コロナの影響もあってかプールサイドのバーは閉業しており、つまり何もすることがありません。ナイトプールのために舞浜くんだりまで来たというのにお洒落なカクテル飲めNight。
朝食はビュッフェか和定食かを選択することで後者を選択。かつて飛鳥と言われればチャゲを思い浮かべたものですが、最近は齋藤一辺倒ですね。乃木坂の新曲はTKテイストが半端なく80年代生まれの私としては心が躍らずにはいられない。ほんとに秋元康の作詞かよと突っ込みたくなるほど小室哲哉に寄せた、一周回って新鮮な楽曲です。
閑話休題。味わいはファミレスの朝食と大差ありませんが、正規料金だと3,500円とのこと。まあ、ホテルでの食事とはそういうものである。
朝食後は室内プールでひと泳ぎしようとフィットネスセンターに向かいます。プール無料のプランで予約していたのですが、受付で「プールの利用は無料だがロッカー利用料はひとりあたり1,100円が必要」と抗弁され、さすがにそれは違うんじゃないかと思いOTA(旅行ウェブサイト)にお便りを送る。大体、フィットネスセンターの受付に太った人材を配置するのもどうかと思います。
この写真は夜に撮ったので空いていますが日中は凄惨な混み具合。上級者用の往復レーンも用意されているのですが形だけであり、実際には子供たちが乱入しても監視員は特に注意するでもなく、ホンジュラスのように無法地帯でした。
というわけで、プール目的で訪れた割に水回りに恵まれなかった滞在でした(写真は公式ウェブサイトより)。場所柄、子供たちが幅を利かせていてアーバンな大人は居心地が悪いのと、浮き具のレンタルがなかったりバーも閉まっていたりと私にとって不都合な点が重なりぴえんこえてぱおんです。やはり当館はディズニーを楽しむ前後に子連れで宿泊するべきところであり、いわゆる「ナイトプール」をイメージする方は都心のパリピなホテルを選択しましょう。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。