駆け込みでランチへ(写真は公式webサイトより)。コロナ禍にあるからか、以前より席数を絞っているように感じました。お食事メニューが無くなったら奥にある厨房はどうするんやろ。
さて、この日のランチにはキッシュ・プロヴァンサルをチョイス。夏野菜がたっぷりの夏メニューです。相変わらず旨い。焦げたバターの香りにみょーんと述べ居るチーズ、ジューシーな夏野菜。ビストロ料理の最高峰であり、当店はフランス料理屋としてスピンオフしても成功を収めるに違いありません。
本題はここから。JPHはアラカルトで注文すると料理1,500円、ケーキ800円、飲み物1,300円と中々の高価格帯なのですが、ランチセット(飲み物とケーキ付き)にすると2千円強で済むという、謎の割引率を誇ります。私のスイーツは「ヴェリーヌ ショコラ カフェ」。軽やかな風味のカカオに果実味豊かなコーヒーの香り。思わず瞑目して味わってしまう美味しさです。
アイスココア。1杯千数百円もするという最高級品。これまで当店ではショコラショすなわちホットココアしか飲んだことが無かったのですが、今日は最初にして最後の試みです。これが、旨い。芳醇な香りに上品な甘さ、余韻として膨らむ複雑性。アラン・デュカスのアイスココアも悪くないのですが、温度を下げ過ぎな点が難しい。他方、当店のそれは温度管理はもちろんシャンパーニュグラスを用いた口当たりなど、どこをとっても満点の味わいでした。
JPHは世界トップクラスのショコラティエですが、マカロンやアイスクリームも滅法旨い。夏は持ち歩きがアレなので、お店で食べるのがベストでしょう。
繰り返しになりますが、食事メニューは2020年7月いっぱいをもって終了です。急ぎましょう。お料理が無くなった後のメニュー構成はどうなるのかな。ガトーとドリンクのセットはお得に残しておいてくれると嬉しいのだけれど。
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六本木は難しい街です。おっと思えるリーズナブルな店から、高くてギラギラしてるだけのハリボテのようなお店も多い。私が好きなお店は下記の通りです。
- 龍吟 ←和食というジャンルを超越した存在
- Takumi ←このコース料理で6,500円というのは安すぎ
- ル ブルギニオン ←質実剛健これが本物のフランス料理
- エディション コウジシモムラ ←スペシャリテの牡蠣は必食
- トレフ ミヤモト(Treffe Miyamoto) ←ある種の骨董品的な味わいが続く
- L'ombra(ロンブラ) ←ワインバーとしてもデートでも接待もいける、およそ弱点の無いお店
- クッチーナ アッラ バーバ(Cucina alla Baba) ←老眼鏡が必要なほどメニューが豊富
- s`accapau ←最先端でカッコイイ
- アジュール45 ←さすがリッツ・カールトン、パーフェクトです
- ウルフギャング・ステーキハウス ←ランチのハンバーガーが絶品
- 霞庭まつばら ←素晴らしくバランスの取れた飲食店
- 豚組(ぶたぐみ) ←今のところ東京で一番好きなトンカツ
- 鮨西むら ←六本木の格調高い鮨屋でこの価格は見事
- 52(ゴニ) ←六本木深夜メシの決定版
- RRR bistro ←シャンパーニュ飲むなら絶対ココ
- JEAN-PAUL HEVIN ←デザートに悶絶、食事もしっかり
- ラ スフォリーナ ←六本木のきちんと美味しいイタリアンでこの費用対効果は素晴らしい
- ラ ブリアンツァ ←全体を通して気前が良い
- クッチーナ イタリアーナ アリア ←この費用対効果の高さは異常