この画像は公式ウェブサイトからの引用ですが、現在はアクリルボードが張り巡らされており、ソーシャルディスタンスは皆無だが飛沫感染は絶対に防いでみせるという気迫を感じました。従業員全員がマスクしているのはもちろんのこと、ゲストには入店時の検温が課されます。
おひとりさまの私はカウンター席に陣取ります。前後左右アクリルボードに囲われ透明な一蘭に来たかのようである。注文前に並べられるは鶏スープにお新香、緑茶。鶏スープは透明なグラスに注がれ黄金色に輝いています。コラーゲンを感じる実直な美味しさ。
ランチのベースは焼鳥が3本入った「やきとり重」であり、税込1,080円と、この地にしては良心的な価格設定。私は追加1本の4本重をお願いしたのですが、「追加の1本は皮身でいい?いやもちろんお好きなものを選ぶことができるけど、ここの皮身は本当に美味しいから皮身がいいと思う」とサービスのおばちゃんに掻き口説かれました。
左から「皮身」「団子」「もも肉」「砂肝」。うむ、4本重でちょうど良い収納のようです。砂肝と団子に独特の食感を覚え食べ応え抜群。皮身は皮といいつつ肉もたっぷりついており、なるほど彼女が勧める意味がよくわかりました。
ごはんには海苔が数枚敷かれており、磯の香りのアクセント。先のおばちゃんが「皮身どおだった?美味しかったでしょ?薬味、もっといる?」 と気さくに声をかけてくれ、今日もよくモテた1日でした。
ざっかけない雰囲気ではありますが温かみのあるお店。次回は夜に来てもいいし、ランチの「かなりお得な昼のコース 3,950円(焼鳥9本+特製鶏スープ)」を注文するのも良さそう。モテて気を良くしたので同僚への差し入れにお弁当を追加でテイクアウト。
お弁当は串が3本にそぼろが敷き詰められて1,360円。スープがつかない分ちょっとアレですが、いずれにせよこのクオリティの弁当がこの価格というのはナイスです。コロナ関係なく魅力的なお店。気の置けない仲間と共にどうぞ。
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