づゅる麺池田／目黒

目黒のラーメン・つけ麺業界においてはトップクラスの人気を誇る「づゅる麺池田」。魅力的なネーミングです。場所は権之助坂を下ったところ。費用対効果が異常な「立飲ビストロシン（Bistro-SHIN）」のすぐ近くです。
通常のランチタイムには大行列のお店ですが、コロナ禍における15時という時間帯に訪れたため、ゲストは私だけでした。調理はスタッフに任せ、ムッシュ池田は製麺室での製麺や新商品の研究を行っていることが多いそうです。
味玉鶏チャーシューつけ麺の大盛を注文。1,200円。結構高いなあ。あと、客にマスク着用を求めたり不要不急の会話は控えるようにと指示があったりする割に、両替のお札を触った手でそのまま調理を続けるのは少し違うと思う。
中太の自家製麺が美味しい。小麦の風味が濃く、ワシワシと暴力的な食感です。バカみたいに太いというわけではないのにこの食べ応えは唯一無二。大盛りにして良かった。鶏チャーシューの皮目の香りや脂の強さも上々であり、プラス200円かそこらとしてはリーズナブルです。
つけ汁にキャベツやらシナチクやらブツ切りの肉やらがぶち込まれています。鶏と魚介、ならびに野菜の旨味が凝縮されており美味。見た目ほどに粘度は高くなく、なるほどづゅるづゅるイケてしまいます。汁そのものが少なく妙にヌルいのが残念。
人気店だけあって、しっかりと美味しいつけ麺でした。塩つけ麺や味噌ラーメンなどもあり、それぞれ麺が異なるようなので、今度はそっちを試してみようかしらん。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。
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