白を基調としたシンプルな店内。カウンター席が多く、ひとり客がパパパと食べるにちょうど良い造りです。テーブル席もいくつかありますが、あまり大人数での訪問に向いたお店では無いでしょう。
定番の「パリパリ知床鶏と野菜カレー」を注文。トッピングにザンギを追加し、スープ増しにしてもらって1,780円です。肉や野菜が串刺しとなっており、ソニックザヘッジホッグのような外観です。店名はもちろんこれら具材の「素揚げ」の意。
鶏肉が焼鳥のような大ぶりカットで美味。ザンギはせっかくカラりと揚げているのだから別皿で欲しいかも。野菜はタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ピーマン、舞茸など。ジャガイモの滋味と舞茸の大地の味わいが良かったです。
スープの量はかなり多く、追加料金で増しにする必要は無かったかもしれません。鶏ガラとトマトがベースであり、ヒリヒリと香るちょっとしたスパイス。あまり奥行きがある味覚というわけではないので、恐らく野菜だけを使った「野菜たっぷりベジタブルカレー」では物足りなく、私のように肉が入ったものをチョイスしたほうが良いでしょう。
ライスは「ななつぼし」と玄米・赤米のブレンド。水分少な目に炊かれており、スープに浸して食べるにちょうど良い食感です。
お会計は1,780円。カレーとしては結構な値段ですが、この立地とこの量であればまあこんなもんでしょう。スープや具材の量が思いのほか多かったので、まずはデフォルトの「パリパリ知床鶏と野菜カレー」1,380円から始めると良いかもしれません。遠くから来て行列に並んで、ってほどではなく、近所のオフィスワーカー向けのお店でした。
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