店内は背の高いボックスシートが並び、全席セミ個室の造り。サービスの方(オーナー?)が妙に早口の標準語で、恐らくは内地の人間であろう。スペシャリテは県産魚のバター焼きと西表島のイノシシ料理とのこと。
オリオン生が小ぶりながらも440円と安い。発泡酒であれば220円です。全体的に料理は高いものの(後述)、酒は良心的という印象です。
お通しは刺身。マグロ・シューマチ・マーマチと近海モノなのが嬉しい。ただし味そのものはスーパーで売られているそれと大差なく、お通し代ひとり400円取られるのであれば、まあこんなもんかという印象です。
県産の車エビ の素揚げ。脱皮したてがどうのこうのでそれなりに美味しいのですが、980円というのは中々のお値段。
ミミガーは玉ねぎなどが加わっており、ほんのりと温かい仕様であり美味しい。量もたっぷりです。
スペシャリテの西表島のイノシシの刺身。豚と混血していないため肉に菌が含まれていないため生でもOKとのこと。なるほど力強い味わいに清澄な後味で旨い。それでもこれ1皿で1,980円はちょっと高いなあ。まあ、珍味というものはそういうものである。
島らっきょうの天ぷら。油が良くないのかベタついた味わいであり、天ぷらでなく生で注文したほうが良かったかもしれません。
日本最南端の日本酒「黎明」。なかなかのストロング系であり、冷というよりもお燗で楽しんだほうが良かったかもしれません。
やんばる鶏のから揚げ。揚げ油は前述の通りですが、肉そのものは美味しい。滋味あふれるパワフルな味覚であり、他の鶏料理も気になりました。
フーチャンプルーはベーシックな味わい。
〆にラフテー炒飯を注文。たっぷり1合近くあるボリュームであり、ふたりで食べてちょうど良いサイズでした。
以上を食べて、2杯飲んでひとりあたり5,400円。うーん、ちょっと高いなあ。料理の味が特に悪いというわけではないのですが、那覇のイケてる居酒屋よりも2~3割は高い印象です。あくまでリゾート地にある観光客相手の居酒屋であり、ホテルで食べるよりはまだ安いと割り切って訪れましょう。
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1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
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