ご案内頂けたのはテラス席。春先でまだまだ寒い夜だったのでビニールカーテンが下りていますが、夏は全開のバーベキュー状態。席の間隔にもゆとりがあって、居心地の良さは二重丸。
当日の飛び込みでもコース料理+飲み放題を利用できます。一番安いコースで4,500円に、飲み放題が1,500円と良心的。加えて野菜やキムチなどの小鉢料理は食べ放題です。この気前の良さは赤坂「やさい村大地」を彷彿とさせます。
飲み放題と侮る莫れ、生ビールが普通に美味しい。サーバーがきっちりとメンテナンスされている証拠でしょう。加えて「コロナ対策」と称して店中に除菌のシュッシュが置かれており、衛生意識がすこぶる高いお店のように見受けられました。
最初に和牛握り。肉はまあそれなりに美味しいのですが、シャリが全然ダメですね。シャリというよりも冷めた白米であり、麻布十番「たら福」の肉寿司を思い出しました。
テーブルに並べられる小鉢たちは、キムチ、ナムル、ネギサラダ、ニンニクのホイル焼きなどなど、肉が焼けるまでの間にチョイチョイつまむに最適です。
和牛上タン塩。4,500円のコースの中の1品としては極めて上質。そのへんの焼肉屋で上タン塩1,680円で出されていてもまあまあ納得できるレベルです。
和牛ロースに和牛カルビ。これらも先のタンと同様に普通に美味しい。
大皿でやってきたんは上ミノ、極みホルモン、鶏、豚カルビ。鶏にはタンドリーチキン的な調味が施されており、夜の飲み屋系インド料理店のそれに比肩する美味しさでした。肉は以上です。
肉、もう終わりなんだ、と拍子抜けするのですが、新鮮な野菜を食べまくっているので腹はかなり膨れます。しかもこの野菜が結構美味しくって、聞けば阿蘇の契約農家から直接仕入れるものとのこと。
〆は冷麺・ビビンバ・ユッケジャンスープのいずれかひとつからのチョイス、またはデザートです。私は冷麺を選んだのですが、これがコースのオマケと呼ぶには勿体ないほどのクオリティであり、冷麺として普通に美味しかった。
お会計はひとりあたり税込6,600円。これはお値打ちですねえ。男同士でお邪魔し気兼ねなくジャブジャブ飲んだので、飲み物代だけでも元が取れるというものです。加えて肉も野菜も小鉢も結構美味しい。この支払金額でこの満足度は抜群の費用対効果と言えるでしょう。今度は夏に、テラス貸し切りでバーベキュー会でもしようかな。
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それほど焼肉は好きなジャンルではないのですが、行く機会は多いです。有名店で、良かった順に並べてみました。
- 肉匠堀越/西麻布 ←世界で最も白トリュフを食べた漢
- 静龍苑(せいりゅうえん)/森下 ←タンに悶絶
- 炭火焼肉 やまもと/石垣島 ←個人的に世界で最もリーズナブルな焼肉屋
- 牛蔵/富士見台 ←個人的に世界で2番目にリーズナブルな焼肉屋
- 金竜山/白金高輪 ←食べログ焼肉1位4.37、その座席は数ヶ月先まで争奪戦
- くにもと/大門 ←リアル注文の多い料理店。
- うしごろ/銀座 ←トレンディな芸風。店員に当たり外れあり
- 龍苑/川崎新町 ←ニンニクの使い方は賛否両論ですが、塩ハラミが絶品
- 焼肉北京/平間 ←使い勝手は悪いけど、費用対効果はかなり良い
- ホルモン船ホールちゃん/東新宿 ←雰囲気を鑑みると割高ですが、焼肉料理全体としてレベル高い
- スタミナ苑/鹿浜 ←神格化されていますが私は何とも思いませんでした