正午であっても3〜4割の入りといった具合です。壁には芸能人のサイン色紙がたくさん。この手のラーメン屋としては珍しく、お手洗いが男女別でした。
まずは王道の「鯛の塩ラーメン」。なるほど鯛のお吸い物のような風味が感じられ、ラーメンとしてはとても上品な味わいです。
スープは悪くないのですが、麺がイマイチですね。素麺のように細く柔らかい麺であり、旨味に乏しく記憶に残らない味覚です。これで750円というのはチト高い。
この日限定の「イワシの塩ラーメン」。先の鯛よりもアタックの強いスープであり、旨味と苦味が感じられます。ただし麺は同じものを用いており、同様に食べごたえがありませんでした。同じく750円。
「萬福風焼豚玉子めし」は、チャーハン的なものを勝手に想像していたのですが、実際はチャーシュー丼の目玉焼きトッピングでした。
「日替わりで地元の魚介を用いたラーメンを出す店」ということで勝手に期待してしまいましたが、まあ、こんなもんかという食後感です。船の出港までに時間があり、地元の魚介を用いたラーメンをどうしても食べたくなった場合にどうぞ。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。