ラーメン二郎 品川店/品川

2年に1度ほどのペースで二郎を食べに行く私。今回も2018年2月に湘南藤沢店に訪れて以来の二郎です。品川店に訪れるのは2003年以来の17年ぶりです。
平日の11:40に到着で15人ほどの行列でした。着席したのは12:20で、食べ始めは12:27とやはり時間を要する二郎。もちろん最初から並ぶと腹をくくってゲームボーイでも持ち込んでいれば待ち時間は苦ではありません。 
17年ぶりにお目にかかる店主は全体的にコンパクトになったように見受けられました。加えて、店内ってこんなに広かったっけ?カウンターの仕切りってこんなに高かったっけ?と、人間の記憶ほど曖昧なものはない。 
食券を手渡す際に「カタメ」と伝え、自分の麺が茹で上がったタイミングで店主からアイコンタクトが飛んでくるので「ヤサイ、ニンニク少し」と伝えます。行列の誘導から着席場所、トッピングの有無の確認など、お店側からの声がけはなく客の自律に委ねられているため、ある意味ではハードルの高い二郎かもしれません。
小ブタ、カタメヤサイニンニク少しの到着。800円です。通常版にプラス100円だけで肉が増量するのは実にお得。これが俺のクラスターだ。ヤサイも増量してもらいましたが(これは無料)、思ったほど盛られておらず、これなら「ダブル」や「タワー」もありかな、とさえ思ってしまいました。
麺はうどんもかくやという太さであり、ゴワゴワに縮れモシャモシャした食感。スープに複雑味は無くどちらかというと醤油が前面に押し出た塩気の強い味わい。高級路線のカップラーメンのほうが味覚に奥行きはあるかもしれません。食後に舌がひりつき暫く痺れが消えないのは二郎におけるお約束。
久しぶりの二郎でしたがスルっと完食できました。この食後感であれば一般的な女の子で余裕で完食できるでしょう。加えてノーマルで700円というのは実にリーズナブル。腹いっぱい炭水化物とモヤシを食べたい時にオススメです。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。