地元民に大人気の「糸満屋（いとまんや）」。公共交通機関では行き辛い場所にありますが、毎夜キッチリ満席にするという実力派。もともとは鮮魚店であり、現在もテイクアウトで刺身や天ぷらを提供しています。
開店時間は17:00なのですが、16:50に到着しても入れてもらえました。というか既にカウンターには常連の先客がいました。このあと時間が経つにつれ、仕事を終えたローカルたちが続々と訪れます。大人数でなければ予約ナシでも大丈夫かな。
オリオン生は370円。都心の半額です。それでもサーバーのメンテナンスは行き届いており、思わずプハーと言ってしまう美味しさでした。
「刺身盛り（1人前）」は1,200円。何なんだこのボリュームは。都心のスーパーで買えば2千円は超えてしまいそうな質および量の盛り合わせが、居酒屋で注文して1,200円。。。物価とは何だろうと頭を抱えてしまいました。どの刺身も1センチを超える厚切りであり食べ応え抜群です。
人気の「うむくじぷっとぅるー」は450円。いもくず（さつまいもからデンプンをとり乾燥させた粉）をだし汁で溶いて、お好み焼き風に焼いて食べる沖縄の郷土料理です。「ひらやちー」はチジミ的な食感で、「うむくじぷっとぅるー」はも少しプルプルとした食感です。
泡盛は1合が450円の、ボトルなら1,700円～という価格設定。東京のフランス料理屋でワインを飲むのが馬鹿らしくなってきます。
「イカ野菜ちゃんぷるー」は600円。イカを主軸に置いた野菜炒めですが、親戚のオバサンの手料理のように量が多い。味わいこそ家庭料理の延長ですが、この価格とボリュームを前にして文句を言う人はまずいないでしょう。
焼きおにぎりに魚のアラで煮出したダシをたっぷりかけた「おこげスープ」を締めに食べるか激しく悩んだのですが、これは次回へのお楽しみとしましょう。好き放題飲み食いして3,000円前後。大人数で訪れ色々と注文しボトルを入れれば更に安くなるはずです。沖縄わが心の居酒屋トップ5に当選確実した夜でした。
関連記事
1年で10回沖縄を訪れることもあります。1泊15万円の宿から民宿まで幅広く手がけています。
TACが世に出した一風変わった沖縄本。もはやガイドブックではなく参考書の域です。非常に情報量が多く、かつ、うまく整理されており読みやすい。大判ではないので持ち歩きやすいのも素晴らしいです。オールカラーの割に高くない。数多ある沖縄ガイドブックの中では突出した存在です。
