お店は2階建てで、1階にはカウンター席とテーブル席、2階には最大40名のお座敷が。宴会や法事・法要などで重宝される昔ながらの街の寿司屋といった趣です。
スペシャリテは「わら丼」。岡山県の県民魚サワラを漬けにした丼です。1,500円。
大ぶりにカットされた新鮮なサワラが濃厚な醤油ダレに漬けこまれており美味。薬味もたっぷりで爽やかに食べ進めることができます。ただしゴハンは一般的な定食屋のそれであり、老舗の矜持は感じられず。
こちらは「上刺身定食」。近海物の魚を中心とした刺身であり、もちろんサワラも入っています。それなりに美味しいのですが、1,900円という価格設定は少し割高に感じました。
いずれの料理もそれなりに美味しくはあるのですが、ライバルが少ないためか地価の割に割高に感じました。旅行者はあくまで観光名所、サワラを食べたという実績を作ることを目的に訪れましょう。
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鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
- すし匠/ワイキキ ←このお店の真価が問われるのは数十年後のはず。
- 照寿司(てるずし)/北九州 ←世界で最も有名な鮨職人。
- すし宮川/円山公園(札幌) ←人生でトップクラスに旨い鮨。
- 鮨とかみ/銀座 ←赤酢のシャリが印象的。
- 鮨さいとう/六本木一丁目 ←価格設定に色々と考えさせられる。
- 東麻布天本/赤羽橋 ←欅坂46のような鮨。
- らんまる/不動前 ←鮨の入門編として最適。
- 紀尾井町 三谷/永田町 ←単純計算で年間3億円近い売上。恐ろしい鮨屋。
- 鮨 猪股(いのまた)/川口 ←にぎりのみの男前鮨を喰らえっ!
- 鮨舳/瓦町(高松) ←真っ当な江戸前。銀座の半額で何度でも通いたい。
- 天寿し/小倉 ←何度でも行きたいし、誰にでもオススメできるお店。
- 鮨 安吉/博多 ←お会計は銀座の半額。ミシュラン2ツ星は荷が重いけれども、この費用対効果は魅力的。
- ひでたか/すすきの ←鮨は好きだけどオタクではないライト層にとっては最高峰に位置づけられるお店。
- 鮨 志の助/新西金沢 ←とにもかくにも費用対効果が抜群すぎる。
- 小松弥助/金沢(石川) ←「まごころでにぎる」を体現する鮨屋。
- 太平寿し/野々市(石川) ←金沢の人が東京で鮨を食べると頭から湯気を出して怒るに違いない。
この本は素晴らしいです。築地で働く方が著者であり、読んでるうちに寿司を食べたくなる魔力があります。鮮魚の旬や時々刻々と漁場が変わる産地についても地図入りでわかりやすい。Kindleとしてタブレットに忍ばせて鮨屋に行くのもいいですね。