さて、その「俺ハン」改め「山ハン」ですが、ディナータイムは蒸しつくねの専門店「捏 山本」へ変身する二毛作(写真は食べログ公式ページより)。気の置けない居酒屋スタイルであり、ベビーカーを携えた赤ちゃん連れも入店可。店員は皆スタバ級に感じが良いです。
瓶ビールが600円とまあまあの価格設定でしょうか。ただしあのクラスのグラスワインが千何百円もするのはちょっとどうでしょう。サワー系もビールに比べると割高に感じます。
病気のためホルモン治療している彼女。調子はどうだい?と訊ねると「収入が増えた」と答える。これは一体どういうことだ。
「山本の四大名物」のうちのひとつ「牛もつ煮込み」。トマトをベースとした和風トリッパ的な味わい。味は悪くないのですが、もう少し量を。
「やっぱり生理が無くなったっていうのは大きいわね。これまでどれだけ生理関係に時間を奪われていたか身に沁みてる。仕事が捗っちゃってしょうがないわ」
捏(つくね)3種盛り合わせ550円を注文したのですが、3粒のみという衝撃。確かに3種ではありますが、ううむ、これはちょっとアレだと思います。自分がオーナーであればこういうことは絶対にできない。
「一般的に男のほうが収入は高いとされてるけど、そんなの当たり前よ。男なんて仕事だけしてりゃあいいんだもん。女の子は生理を筆頭に、メイク・スキンケア・髪のお手入れ、やらなきゃいけないことが山ほどあるわ」
肉汁豚焼売は4粒入りで780円。その名の通り小籠包のように肉汁が豊富でありジューシーで美味。一方で、780円を払うのであれば気の利いた小籠包屋に行って1皿食べれば良いじゃないかという意見もあります。
「ホルモンの関係で『排卵期のストリッパーはチップが多くなる』っていう研究があったでしょ?あれ、本当だと思うなあ。だってあたし、ホルモン治療を初めてから、男子に声をかける人数が10分の1ぐらいに減ったもん」今までどれだけ声かけられてたんだ、いや、今でも声かけられてるんかい。
「呑める餃子」は12個で780円。何がどう呑めるかは不明ですが、一般的な餃子に比べると変わった旨味があります。決して不味くはないのですが、どうしても近所の「えびすの安兵衛」と比べてしまう自分がいる。
連れの互いに頷き合い、以上で打ち止め。ちょっとゴールが見えないお店でした。飲み放題付きのコースであれば4,200円であるため、そういう利用方法のほうがリーズナブルなのかもしれません。もしくは夜でもハンバーグ定食を食べるとか。
まあ、無理せずのんびりやればいいよ、人生は長い。当たり障りのない言葉しかかけることができない私。「何いってんの、休息なんて、あの世に行けばいつでもできるじゃない。稼ぐわ」
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ALTRO!(アルトロ) ←十番カラペティ・バトゥバ!の姉妹店。居心地最高。
- KINOE(キノエ) ←食事が割安。自由度も高い。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- スブリデオ レストラーレ ←チーズ好きのカーバ神殿
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい
- ラ ターブル ドゥ ジョエル ロブション ←超高級ファミレス
- ビストロアム ←フレンチの出オチ最強選手
- ユーゴ・デノワイエ ←3,000円切るランチでこのレベルなら大満足
- レストラン間 ←日本で最もカリテプリに優れたお店なんじゃないか
- ビストロエビス ←うちの娘もああいうふうに育つと良いんだけれど
- 恵比寿くろいわ ←料理学校の和食クラスの生徒の料理を食べてるみたいな気分
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!