ハングリー ヘブン(HUNGRY HEAVEN)/目黒

目黒駅から権之助坂を数分下ったところの雑居ビル2F。薄暗く雑然としたエクステリアであり、本当にここで良いのかと少しだけ不安な気持ちになります。
当店は二毛作店。ハンバーガー屋はランチのみの営業であり、夜はカジュアルな焼肉屋「ギュービッグ(GYUBIG)」へと変身します。ランチ営業終了間際に訪れたため、ボチボチ焼き台の準備をし始めていました。ちなみに板橋にある本店は創業30年超であり、食べログ百名店にも入選しています。
平日のランチは飲み物とフレンチフライがセットとして付随します。プラス200円でグラスビールに進化するのは魅力的。今回はコーラZERO。
え?もう?というぐらいのスピード感で「ハングリーヘブンデラックス」が到着。バンズが褐色なのは珍しい。なんでも板橋区東武練馬の「鈴木ベーカリー」謹製のものであり、カラメルを塗っているために茶色く仕上がっています。
具材はいわゆるベーコンチーズエッグバーガーに焼きパイナップルが挟まっているという仕様。なのですが、肉がマクドナルド級にペラッペラに薄く食べ応えがありません。この調子だと夜の営業も危ぶまれます。
追加料金でフレンチフライから変更してもらったオニオンリングもイマイチ。衣は厚く駄菓子のような単調な味わいであり、そこには後悔しかありませんでした。
食べかけの写真で恐縮ですが、ホラ、なんだか一体感が無いでしょう?これはハンバーガーという料理ではなく、素材の積み重ねでしかありません。不味くはありませんが決して旨くもなく、これで1,700円というのは高いなあという印象です。
食べログ百名店入りしピークタイムには行列が生じると聞いていたので期待していただけに、ガッカリです。それでも気になる方は、まずは当店のパティそのものの味わいを判断するために、最安値の「ハングリーヘブンバーガー(990円)」を注文することをオススメします。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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