何かと話題の #うし松 行ってみました。— 能勢ひとみ (@Nosehitomi57) February 6, 2020
・説明のない追加料金
・まずくないけど美味くないの連続
・肉質良くない。招待者に注力してるのか肉が筋張ってた
・お会計はノンアル茶2杯の私で2万
・一番驚いたのは対応最悪に遅くて焼肉で3時間。フレンチコースばりの長さで内容量極少。
もうSNS信じない😢 pic.twitter.com/2JAWr6Rh3q
2020年最初の炎上案件と言えば「うし松」一択であり、焼肉と言えばココしかありませんが、「西麻布けんしろう」のディフュージョン版、「焼肉 うしみつ恵比寿本店」が3周年記念キャンペーンをひっそりと展開しています。スペシャリテの「極みうしみつドッグ」を含むコースが1万円ポッキリということで慌てて予約。
「ビューティードレッシングのサラダ」はビンに入って、またそれらのビンはエネコよろしくバスケットに入って登場するのですが、我々オジサン集団の飲み会ではシーンな反応です。イケメン店員さんゴメンナサイ。持って来てくれたのが若い女の子だったら「おおー!写真撮っていいですか?いや料理じゃなくてキミの。あ、写真送るからLINE教えて!」と、もう少し盛り上がることができたのですが。
前菜(?)として早速スペシャリテの「極みうしみつドッグ」が登場します。自慢の肉に雲丹・キャビア・オマール海老が乗るという道楽の極み。この写真はプレスリリース関連の画像からの引用ですが、、、
現物はマクドナルド級の写真テクともいうべき貧弱なポーションでした。味そのものは悪くないだけに、こういうビジュアル面でのミスリードは良くないと思います。
お肉がやってきました。「タンしゃぶ~春野菜のコンソメ煮~」「雪室熟成タン~グレープフルーツ~」「厳選ハラミ~長芋と茎ワサビのソース~」「厳選和牛赤身肉の一門焼き~大根と柚子~」の4種であり、それぞれの肉質に合わせた食べ方を提案。
「お肉は全てフルアテンド」が売りの当店。前述のイケメン店員が焼いてくれるのですが、その間ずっと会話は聞かれているわけで、センシティブな会話は難しい。ビジネス会食などもってのほかで、仲良しがワイワイくだらない話をしながら食べるという方針で訪れるべきお店です。
お口直しに「ビタミンフルーツスムージー」。お口の中がサッパリです。
「けんしろう焼き」が登場。こちらは「西麻布けんしろう」のスペシャリテであり、薫香を纏わせながら箸で切れるほどの柔らかい肉は素直に美味しい。トッピングされた胡椒も程よいアクセント。「和牛イノベーティブフュージョンの分野で世界を目指す」という触れ込みは若干痛さはありますが、何事も恥じらいを捨てやりきることは重要である。
続いてスペシャリテの「ブリオッシュサンド~自家製ソース~」。通常の来店であれば予約時にリクエストをしなければ食べれない逸品。これは美味しいですねえ。本格的なブリオッシュの味わいもさることながら、肉の質・量・厚さ・味付け、どれを取っても一級品です。スペシャリテがきちんと美味しいのは良いことだ。
「厳選和牛赤身一種~ジェノベーゼ~」「うしみつ焼き~雲丹ソース~」「和牛サーロインの焼きすき~トリュフかけ~」と、タレの焼き物が到着。
白眉は「和牛サーロインの焼きすき~トリュフかけ~」。フワフワに泡立てられた卵白と卵黄、トリュフが散らされており、先の和牛サーロインを豪快に混ぜ込んで頂きます。料理というよりも素材ではありますが、直線的に美味しい。
食事は「究極の石焼ご飯~イクラ×蟹×和牛~」 ということで、チンチンに焼けた石鍋でビビンバよろしく店員さんが丁寧に混ぜ込んでくれます。
これはもう、美味しくないわけがありませんね。繊細さのかけらもなく暴力的な味覚が口腔内を支配する。スープも供され、ひつまぶし的に味わいを変えながら楽しむことができます。
デザートは「スノーパウダーケーキ~濃厚チョコレートとオレンジのハーモニー」。これが予想外に旨く、正直サロン・デュ・ショコラで食べたどのスイーツよりも美味しかった。焼肉のデザートと言えばサッパリしたシャーベットと相場は決まっていますが、こういった味を重ねる系の濃厚スイーツも悪くありません。
お口直しも生産国が謎のすぐに味が無くなるグリーンガムではなく、PBのミンティア(?)をひとり1箱プレゼント。これは地味に嬉しい。
ひと通り食べて3杯飲んで税サを込めてひとりあたり1.5万円。焼肉の絶対額としては高めではありますが、一品一品の手が込んでおり、焼肉というよりもフュージョン系の料理と称して成立しています。これだけの質と量を食べてこの価格は悪くないディール。当キャンペーンは2020年2月29日までなので急ぎましょう。
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それほど焼肉は好きなジャンルではないのですが、行く機会は多いです。有名店で、良かった順に並べてみました。
- 肉匠堀越/西麻布 ←世界で最も白トリュフを食べた漢
- 静龍苑(せいりゅうえん)/森下 ←タンに悶絶
- 炭火焼肉 やまもと/石垣島 ←個人的に世界で最もリーズナブルな焼肉屋
- 牛蔵/富士見台 ←個人的に世界で2番目にリーズナブルな焼肉屋
- 金竜山/白金高輪 ←食べログ焼肉1位4.37、その座席は数ヶ月先まで争奪戦
- くにもと/大門 ←リアル注文の多い料理店。
- うしごろ/銀座 ←トレンディな芸風。店員に当たり外れあり
- 龍苑/川崎新町 ←ニンニクの使い方は賛否両論ですが、塩ハラミが絶品
- 焼肉北京/平間 ←使い勝手は悪いけど、費用対効果はかなり良い
- ホルモン船ホールちゃん/東新宿 ←雰囲気を鑑みると割高ですが、焼肉料理全体としてレベル高い
- スタミナ苑/鹿浜 ←神格化されていますが私は何とも思いませんでした