難しい話はさておき、東京のクジラ料理の最右翼「くじらのお宿 一乃谷」へ。元々は捕鯨基地で有名な宮城県で営業をしたいたそうですが、2010年に神田の地に移転オープンしたそうです。
「ウチはもともと卸売りだから。料理屋がウチから鯨肉を買っていってるから。日本捕鯨協会から直に仕入れてるから、築地・豊洲の半額だよ」と胸を張る店主。生の鯨肉や火を通していない状態のハンバーグなどもテイクアウト販売しているそうです。
私は「くじらステーキ定食」を注文。980円と確かに安い。ちょっとした居酒屋でクジラを食べるとすぐに数千円しちゃうからなあ。
主役の鯨肉は表面だけササっと炙られており、中身はレアレア。第一印象としてはフランス料理の「馬肉のタルタル」に近く、鉄分を感じる迫力のある味わいです。
ご覧の通りの生肉状態。クジラの定説として「臭味がある」が挙げられますが、この料理に限ってはそれほど感じられませんでした。焼肉屋のユッケやタルタルなどを食べることができる人は美味しく頂けることでしょう。
これはローストビーフ的なポジションかなあ。先のステーキに比べると凝縮感があり、旨味が強かった。
小鉢のコンニャク。完全に冷え切っており不味くはないが旨くもない。あってもなくても良い1品です。
ライスは定食屋の一般的なもの。隣のニイチャンは自動的におかわりしてたので、大盛りやおかわりは無料なのかもしれません。
味噌汁は全然ダメですね。小さなお椀にチョロリと注がれるだけであり、温度管理がなっていなく風呂よりもぬるい。先のコンニャクにせよ、あとちょっとの工夫で改善が見込めるのに勿体ない。
あれこれ書きましたが、割高になりがちなクジラ料理を千円札でお釣りが来る価格帯で楽しめるのは見事な費用対効果です。クジラを食べたことが無い方は、まずは当店でどんなもんか試してみると良いでしょう。今度は竜田揚げにしてみようっと。
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神田は良い街です。東京駅すぐ近くと至便であるのにも関わらず、5,000円も出せばしっかりと飲み食いができるお店が多い。気長に開拓していきたいと思います。
- やまし田 ←リーズナブルできちんと美味しい牛タン料理屋。
- 七條(シチジョウ) ←都内屈指のエビフライ
- 松記鶏飯 ←シンガポールで食べるより美味しいシンガポール料理。
- 雲林(yun-rin) ←街の中華料理屋の価格帯ながら、ラグジュアリーホテルの高級中華に比肩する味わい。
- 神田ワイン食堂パパン ←リーズナブルなワインバー。
- ヴィノシティ ←費用対効果抜群のワインバー。
- ヴィノシティ マジス ←ロゼ主体。哲学があるワインバー。
- マッコ(Macco) ←パスタが絶品。価格設定も軽く奇跡。
- くじらのお宿 一乃谷 ←クジラならココ。ランチでどうぞ。
- かんだ光壽 ←日本酒のレパートリーに舌を巻く
- 魚祥 ←500円でイクラまみれ
- 丸五 ←2,550円のトンカツに行列1時間。
- 味坊 ←羊肉主体の超有名中華料理屋。
- 万世橋酒場 ←300円の牛すじ煮込みが絶品。
- 神田ラーメン わいず ←ラーメンならここ一択