メニュー表を見て驚き、1パイント1,500円超が当たり前。どこが大衆やねんと全力でつっこみたくなる価格設定です。
「お前あの記事、嘘松だろ。さしずめ、なんていう日本語、ナマで聞いたことがねえ」注文するが早いか彼は身を乗り出して言う。この質問は色んな人から聞かれるのですが、タケマシュランに記載されている出来事は基本的に事実であると捉えてもらって問題ありません。
『基本的に』という曖昧な表現にとどめているのは、発言された音声をそのまま文字に起こしているわけではなく、また、人に拠っては特定されると困る職業の登場人物も多いため、訪れた店やシチュエーションなどは意図的に変えている場合もあるからです。
加えて誰かの印象的な発言についても議事録のように淡々と記しては面白味が無いので、ある程度の理解し易い言葉に置き換えたりもしています。マーク・アンドリュースも「面白い場面を思いつくことがある。でも、その場面だけが面白くても意味がない。前後の流れが重要なんだ」と語っている。それが気にくわないと言うのであれば、貴方は官報でも読んでいればよろしい。
名物!と記された「煮込み」。味は悪くはありませんが、この量で500円超というのは割高です。
「色々と好き放題書いてますけど、クレームとか無いんですか?」ありますあります。月に1度ぐらい派手な苦情を申し立てられ、やはり個人の飲食店からのものが多い。もちろん前述の通り私は嘘を書いているわけではなく、あくまでも個人の感想を綴っているだけであり、また、料理人の反撃は文字ではなく料理でするべきだとも考えているため、彼/彼女たちからの批判は興味のない民謡程度にしか耳に入って来ません。でも、あんまりしつこいと「クレームをつけてきた店リスト」を大公開しちゃうぞ。
「至福の玉子カツ」は目玉焼きをフライにしたようなものであり、これだけで税込396円と恐るべき直接材料費率です。
「タケマシュランの記事内容、特にネガティブな意見については、当事者としては金を払ってでも知りたいはずなのになあ」マーケターの彼は首を傾げる。世の中には結果を重視する人間とプロセスを重視する人間の2種類が存在するのだ。
「ビストロか!?レバーペースト」もスプーンほんのひとすくいで500円超と、当店の「大衆」の定義とは如何に。
「たとえ登場人物の発言にせよ、あんなにブスの悪口を書き連ねていいわけ?今にフェミに吊るしあげられるぞ」うーん、そんなこと言われても、わたしの身の回りにはブスもフェミも居ないから、何ともコメントに困ります。「確かに、ネット上で発狂しているフェミの連中って、ちょっとビジネスフェミっぽいですよね。2chとかでは特定の人物が自作自演してるんじゃないですか?
「今は2chではない、5chだ」インターネット・パトロールを専業とする彼は神妙に解説する。「昔の2chは良かった。確かに悪乗りや差別発言も多かったが、基本的には面白いことを言ってやろうの精神が厚く、知的レベルも高かったように思える」
ちなみに最近のトレンドとしては、悪の化身であった『はてブ』からはすっかり毒気が抜かれ、代わりに『ヤフコメ』に高齢者の評論家然としたネガティブな意見が集まっているとのこと。また、ツイッターはタッチする年齢層が低いためバカばっかりだそうです。
全てがあまりにも割高なので早々に退散。同じ日比谷線上の近場であれば六本木「アントン ビー(Ant'n Bee)」「BrewDog」、恵比寿「君嶋屋」、中目黒「立飲みビールボーイ」など優秀なクラフトビアバーがいくらでもあり、タクシー乗ってすぐの場所には「カミカツ タップルーム」「CRAFT MEAT(クラフトミート)」「デビルクラフト」などがあります。全ては店名とエクステリアに釣られ下調べしないまま訪れた私の責任です。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。