看板脇の通路を進むと「えびす坂 鳥幸」の表記。当店は「東京レストランツファクトリー株式会社」からの出店であり、六本木で最長の行列を誇る「御曹司 松六家」や「ぬる燗佐藤」などの系列にあたります。
ズラりとプレゼンテーションされるワインボトル。なんでも当店にはソムリエがいて、ワインと焼鳥のペアリングが自慢だそうな。店内は厨房をぐるりと囲むカウンター席に奥に個室がいくつか。夜景がバッチリのエロ個室もあり〼。
私は1,400円の「焼鳥重」を注文。なのですが、メインディッシュが到着するにはかなりの時間を要します。店内は50席強もあるというのに職人はひとりしかおらず、とにかく焼き台がボトルネックです。隣のカップルなんて、女の子の親子丼が食べ終わってから男子の「焼鳥重」が提供される有様です。
20分近く待って「焼鳥重」が到着。焼き台だけでなく従業員が全般的にテンパっているため、ロクな説明もありませんでした。恐らくは手前からモモ・セセリ・ムネ・つくねでしょう。つくねは肉そのものに対する調味が強く、暴力的にわかり易く美味しい。
冒頭でも述べましたが、立地を考えれば1,400円という破格の値付けです。味も値段を考えれば悪くないので、時間に余裕がある人にとっては費用対効果の高いお店でしょう。夜だともうちょっとオペレーションが改善されるのかなあ。味はまあまあ、値段は安い、運用は悪くディナーに期待というお店でした。
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