我々はチリのサンティアゴから入ったのですが、国内線ながらも国際線級の事務処理が求められ、国際線ターミナルにいったり入島フォームに登録したりと手続きが大変でした。皆さん余裕をもって空港に入るようにしましょう。
東京からダラスまで11時間、ダラスからサンティアゴまで9時間、サンティアゴからイースター島まで6時間。遠くへ来たものである。
イースター島は国立公園に指定されており、観光するには10日間80ドルの入場券が必要となります(2019年12月時点)。パラオのジェリーフェッシュレイクもそうですが、コレ系の観光地は存在するだけで多額の金品を要求されます。10日もいないから1日8ドルにして欲しいところ。
■コナ・コア・エコ・ロッジ(Kona Koa Eco Lodge)
https://www.takemachelin.com/2020/01/kona-koa-lodge.html
宿泊施設の方に迎えに来てもらい、「コナ・コア・エコ・ロッジ(Kona Koa Eco Lodge)」にチェックイン。これがまた大変に問題が多い宿でした。詳細は別記事にて。
■タハイ儀式村
島内の気候はハワイによく似ており、日中は30℃近くまで達しますが、日陰に入ればひんやりと涼しく過ごしやすいです。そのへんに犬がいて、それが結構大きくてちょっと怖いです。ある時は私の道中1キロ近くストーキングしてきた奴がいて、実際ガチンコで闘うことになったら最終的には勝てるとは思うのですが、物理的なダメージよりも狂犬病的な病気が後々怖く感じました。
村には食料品店、レンタカー、マリングッズショップ、ダイビングショップ、レストランなど沖縄の離島とラインナップは変わりません。食料品店は村の中にいくつもあるのですが、村から1歩出るとモノの売買は一切できなくなるのでご注意を。
■Club Sandwich(クラブサンドイッチ)
https://www.takemachelin.com/2020/01/club-sandwich.html
ランチは村一番の人気軽食屋「クラブ・サンドイッチ(Club Sandwich)」へ。詳細は別記事にて。
■wifi公園
島内のネット環境は最悪で、サンティアゴで使えるSIMは全く機能せず、ホテルやレストランのwifiも使い物にならないぐらいに考えておいたほうが良いです。村の端にある公園に公共のwifiがあって、旅行者はもちろん地元のお母さんたちも使いに来ているのですが、そこでもダイアルアップ接続ぐらいの速度しかでません。インスタなどはまず使えない。ネット中毒の方にとっては難しい島です。
■島内ツアー
到着した翌日には現地旅行社が主催する島内ツアーに参加。ベルトラ経由で「ホテルでピックアップ」と契約したのに、前日になって「道が狭くて行きづらいからオフィス集合」との連絡。それは約束が違うと激おこすると、「やっぱりホテルまで行くね」とあっさりしたもんです。島の奴らはすぐに手を抜こうとするから気をつけろ。
その他、ツアー中においても実に段取りが悪く不手際が多く、17:00解散のツアーなのにランチが15:00へとずれ込むこととなり、北米文化圏のチーム・パンクチュアルから暴動が起こりそうになりました。しかもその待ちに待ったランチがこれ1皿。我が家の生ゴミのほうがまだマシなレベルです。
■アフ・アカハンガ(Ahu Akahanga)
島の南側。そこらへんに転がってる岩が実はモアイだったりします。ある時からモアイの眼から出る魔力を嫌うようになり、モアイをうつ伏せぶっ倒すのがイースター島で流行った結果だそうです。正直映えない。見るべきものはありませんでした。
■ラノ・ララク(Rano Raraku)
島の南東の丘陵地帯。モアイの製造工場跡であり、この岩山から切り出してモアイが生産されました。
■アフ・トンガリキ(Ahu Tongariki)
島最大級のモアイが15体ズラリと並ぶポイント。「ラノ・ララク(Rano Raraku)」のすぐ近くです。
前述の通りこのあたりのモアイは全てぶっ倒れており、また、1960年のチリ大地震の津波によるダメージも大きく風化しつつあったのですが、その再建の名乗りをあげたのが高松の大手クレーンメーカー大手「タダノ」。自慢の油圧式クレーンと技術を1993〜1996年にかけて提供し、モアイたちは往年の勇姿を取り戻すことができました。
■テ・ピト・クラ(Te Pito Kura)
ツルツルの石。それだけです。「イースター島に最初にやってきたホツマツア王が故郷ヒバからカヌーに積んで持ってきた」説と、「海に洗われて丸くなったごく普通の石」の2説があり、ギャップがすごい。
■アナケナビーチ(Playa de Anakena)
上記ホツマツア王が最初に上陸した地点。真っ白な砂にブルーレットのような海。陽気に林立するヤシの木たち。絵に描いたようなビーチです。
モアイはもちろん簡単なレストランも併設されており、大手資本が開発すればブレイク間違い無しでしょう。
■結論
この島の連中はモアイに甘えすぎですね。一度訪れれば満足するコンテンツでありリピーターは少なく、お客様の声を反映しようという意識に乏しい。リーダー不在で全てはキラー・コンテンツであるモアイに頼り切っています。地理的要因としてはオアフ島とそう変わらないのにこの差は何だ。あっちの繁栄ぶりを真摯に受け止めるべきでしょう。ネーム・バリューの割に満足度の低い観光地でした。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。