Restaurant Indio Feliz(インディオ・フェリス)/マチュピチュ(ペルー)

マチュピチュで一番のレストラン。オーナーはフランス人で、ペルー料理とフランス料理のフュージョン「フランコ・ぺルアーノ」を楽しませてくれるお店です。大変人気のお店なので予約をしたほうが無難でしょう。
船をイメージした店内。照明を落とし木の温かみが感じられ、居心地の良いカジュアルさです。壁の空きスペースには名刺が貼られており、こういうのって日本だけの文化じゃないのですね。
地元のビールがは大瓶サイズで1000円弱と、観光地のレストランにしては安い。その他のカクテルも千円かそこらなのですが、1リットル近くあるバケツサイズなので一見の価値あり。
コース料理もあるのですが、我々はアラカルトで注文。まずはオニオンスープ。タマネギの凝縮感があり糖度が高い。添えられたアンデスのチーズがわかり易く旨く、欲を言えばチーズをのせてオーブンで焼いて欲しかった。
妻は「ペルースープ」という雑なネーミングの料理を。ポトフのような味わいであり野菜の味覚が主体です。基本おふくろの味なのですが、添えられたスパイシーなタレ(?)やライムなどを絞ると、オリエンタルな料理のようにも感じられました。
パンは自家製とのことですが、特に美味しくはありません。フランス人が作ってコレなのだから、やはり小麦や水、乳製品が合わないのかもしれません。
私のメインは地元のマスを用いたセビチェ。セビチェとはラテンアメリカで食べられる魚介類のマリネですが、川魚として食べるのは初めてです。マスの味が濃くスライスも分厚く食べ応え抜群。一般的なセビチェよりも調味がマイルドであり、マスの味を全面に強く出した美味なる一皿でした。魚で腹を満たせるほど嬉しいことはない。
付け合わせ(?)に魚のスープもついてくるのですが、甘味や酸味、辛味が強くまるでトムヤムクンを食べているかのようです。正直何料理かは不明ですが素直に美味しい。
妻のメインは「チキンブラックペッパー」。赤子の腕ほどもある特大サイズなのですが、火入れの頂点を過ぎており水分を失いパサパサでジューシーさに欠けます。胡椒主体のソースは堂に入った美味しさ。
また、当店は付け合わせの量がいちいち多く、特に分厚くスライスされた自家製のポテトチップスが美味しかった。。全てを平らげればカロリー過多間違いなし。メイン1皿だけでの注文でも満足できることでしょう。
お会計はひとりあたり3千数百円でした。これはリーズナブルですねえ。世界的な観光地の観光客向けのレストランでこの費用対効果は見事としか言いようがありません。マチュピチュに訪れた際には必ず訪れたいお店。オススメです。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

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