恵比寿ガーデンプレイスタワー39階に160席を構えての大勝負。かっちょええバーカウンターにスタイリッシュなダイニングエリア、東京のビル群を一望できる窓際席と様々な状況に対応できる大箱です。
グラスのスパークリングワインで乾杯。大き目のグラスでたっぷりと入っており、何とも気前の良いお店である。
アペタイザーにミャンカム。タイ料理おなじみのスターターですが、日本人(オーストラリア人?)の口に合うように相当にアレンジされており、私の海老好きも相まって素敵な出だしです。
当店流のヤムウンセン。春雨(ウンセン)を、野菜やひき肉など色々な具材と和えた(ヤム)、酸味のあるサラダとするのが一般的ですが、当店のそれはエビがたっぷりで自動的に満足してしまいました。
カットしたトマトをタマリンドで和えています。少しクセのある甘酸っぱさであり、梅や柿などを想起させる芳醇な味わい。パクっておうちでも作らせて頂きます。
ソムタム。イサーン料理の代表選手であるパパイヤのサラダです。一般的にソムタムはメチャ辛なお店が多いのですが、当店では驚くほどマイルドに仕上げておりまるで別の料理です。が、これはこれでありよりのあり。
フライドチキンをターメリックとココナッツのソースで味付けします。肉には水分がしっとりと残っており、カラっと揚がっていながらもふんわりとした食感。わかりやすい味付けにマイルドなスパイス。万人受けする味わいで美味しかった。
センレックナームは米粉でつくる麺料理であり、ベトナムのフォーみたいなものです。シコシコとした米の食感に旨味の強い出汁。たっぷりの具材にハーブたちの爽快感。これは単品で丸々1杯食べたいほどの美味しさがありました。
〆はパッタイ。もちもちした平打ち麺に甘酸っぱい調味が響き、フレッシュなモヤシのシャクシャクとした食感の対比。この料理がダントツに辛味が効いており、唇をヒリヒリさせながら完食。満腹である。
〆のデザートはオマケ程度だろうとタカをくくっていたのですが、上質なスイートポテト的な生地にコクのあるアイスクリームがベストマッチ。直線的ではありますが素直に美味しい1皿でした。
食後のお茶は「タイティー」 をチョイス。(あるのかどうか知らないけれど)スタバのバニラティーラテ的な味わいであり、ふんわりとした口当たりもグッド。
以上、全コミで2,500円。これは何かの間違いではなかろうかと心配になるレベルの費用対効果の高さです。値段の安さに惹かれてか若いOLの女子会的な使われ方が多く、平たく言うと店内はとても騒がしいのですが、これだけ飲み食いしてこの価格であれば文句はありません。コスパ良し眺望よし立地よし。オススメです。
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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。よそ者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
- ALTRO!(アルトロ) ←十番カラペティ・バトゥバ!の姉妹店。居心地最高。
- KINOE(キノエ) ←食事が割安。自由度も高い。
- CarneSio east(カルネジーオ イースト) ←なんて素晴らしい費用対効果なのでしょう。
- スブリデオ レストラーレ ←チーズ好きのカーバ神殿
- ガストロノミー ジョエル ロブション ←やはり最強。季節ごとにお邪魔したい
- ラ ターブル ドゥ ジョエル ロブション ←超高級ファミレス
- ビストロアム ←フレンチの出オチ最強選手
- ユーゴ・デノワイエ ←3,000円切るランチでこのレベルなら大満足
- レストラン間 ←日本で最もカリテプリに優れたお店なんじゃないか
- ビストロエビス ←うちの娘もああいうふうに育つと良いんだけれど
- 恵比寿くろいわ ←料理学校の和食クラスの生徒の料理を食べてるみたいな気分
- えびすの安兵衛 ←超行列店。高知名物「屋台餃子」を恵比寿の地で!